五線譜に書かれたおたまじゃくしをすらすら読めるようになるには、それなりに経験や練習が必要になるもの。
でも、【リズムを分析⇒音程を読み取る】というステップを踏めば少しは楽になる・・・と思います。
コード進行がわかればなお楽になるんですが、コード進行については別エントリーで。
【ベースラインの作り方】を主軸に記事を書くカテゴリー。
具体的な作り方よりも、Bass弾きの考え方とか頭の中を覗く視点が多いかも。
リズム譜
まずは五線譜から
たとえばこんな感じの譜面があったとします。
これをすらすら読めるという方は・・・羨ましいですねぇ。
でもすらすら読めなくても練習すれば大丈夫です。
まずは【リズム】、つまり【譜割り】に注目していきましょう。
そこで【リズム譜】です。
リズム譜とは
【リズム譜】という、リズムに特化した譜面があります。
こんな感じの譜面です。
先ほどの五線譜をリズム譜に変換するとこうなります。
リズム譜なら五線譜よりは楽そうでしょ?
まずはリズム(譜割り)を把握してから音程を取ればいいんです。
リズムと音程を同時に取ろうとするから大変なんで、分割して1つずつやればいいんですよ。
リズムの捉え方
ではどうやってリズムを把握するのか。
教則本等でよく見るのは『1拍(4分音符)が「ターン」、8分音符が「タン」、16分音符は「タカタカ」です』ってやつです。
世にある教則本にケンカを売るつもりはありませんが、しかしこれこそがリズム感の成長を阻害している元凶の1つだと個人的には思ってます。
特にGroove(グルーヴ)を要求されるようなBassistたる者、「タン」「タ」だけでは成長が頭打ちになると思いますよ?
僕が推奨するのは「タ」「タア」「ン」です。
まずは、先に出したリズム譜1を分解します。
音符の下に付いているカッコを寝かせたような記号は【タイ】と呼ばれます。
タイは【1つの音符のようにつなげて演奏してください】という指示をしています。
つまりリズム譜1とリズム譜2は、同じものです。
ここに「タ」「タア」「ン」を追加します。
「タ」は基準となる16分音符。
「タア」は16分音符より長い音符。
「ン」が16分休符です。
これを声に出して読んでみましょう。
注意点は「タア」は「ター」ではありません。
あくまで「タア」です。
どうですか?
いろんな長さの音符が混ざっててややこしい譜面も、基準となる音符に分割すればそう面倒ではないのでは?
2小節目に16分が出てくるので、ここではわかりやすく16分音符を基準にしましたが、8分音符でもいいですよ。。
8分音符を基準にしてリズム(譜割り)を捉えられるのであれば、もちろんそれでOKです。
グルーヴの元
同じフレーズでも、16分音符を基準にして弾くと16ビート感が、8分音符を基準にして弾くと8ビート感が出ます。
逆に2分音符を基準にして弾く16分音符はゆったり感が出たりします。
面白いですよね、これ。
でも、Bassistたる者、この感覚は必須です。
頭の中で捉えている音符は演奏ににじみ出ます。
これがグルーヴの元になっていると言っても過言ではありません。
だからこそ、音符の種類ごとにに「タン」「タカタカ」などと当てはめるのではなく、基準となる音符で揃えるのをおススメするのです。
だって、「上手いだけでつまらないBassist」より、「魅力的なBassist」の方がいいでしょ?
『グルーヴ』『歌心』など、気持ちが込められた演奏をするBassistこそ魅力的だと僕は思ってます。
音符どおりに弾くだけなら打ち込みで十分ですしね。
予告的な
ナンバーシステム
『五線譜が読めるようになりたいのにリズム譜って。。。』とお思いの方。
実は五線譜を用意しなくても、簡単なメロディやキメであればリズム譜だけで書くことができます。
そのためには【ナンバーシステム】というものを理解しておく必要がありますが。
ナンバーシステムについては現在準備中ですので、良きところで公開しますね。
‡ポイント‡
五線譜が難しいならリズム譜に変換してみる。
リズムの読みは「タ」「タア」「ン」
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
コメント