五線譜・リズム譜問わず、譜面には記号が出てきます。
譜面に情報を書き留めることでしか音楽を伝えられなかった、という時代を考えれば記号がたくさんあるのは必然ですよね。
今でこそ『音源聴いて』で済みますが、Recがこんなに簡単にできるようになったのなんて音楽史から見てみれば極々最近ですから。
そう、今は『音源聴いて』で済むので、よく使う記号はかなり絞られています。
ちょっと覚えておけば役立つことも多いですよ。
顔文字や「!」「?」のような記号を使って文章を書く方が伝わりやすいですよね?
よく使う音楽記号ってその程度ですんで肩の力は抜いてください。
【ベースラインの作り方】を主軸に記事を書くカテゴリー。
具体的な作り方よりも、Bass弾きの考え方とか頭の中を覗く視点が多いかも。
音程
♯(シャープ)
まずは♯(シャープ)から。
これは【半音上げる】を示します。
余談ですが、♯と#は違うものです。
♯は「シャープ」ですが、#は「ナンバー」と読みます。
#は番号を示す記号で、#1(ナンバー1)というように使います。
♭(フラット)
これは【半音下げる】を示します。
♯と♭は五線譜やリズム譜だけではなく、コード進行表にもよく出てきます。
『ここ、テストに出ます』くらい必須です。
ナチュラル
【♯や♭をはずします】という意味になります。
コード進行表では見ませんが、五線譜やなんかではちょくちょく出てきます。
ミュート音/ゴーストノート
知らない間に言い方がたくさん出てきてるらしくて
- グレースノート
- ゴーストノート
- ミュート音
- デッドノート
なんかを見かけますが、同じ意味で使ってるようです。
(詳しくは別エントリーで書きますね)
これは、スラップや指弾きで特に多く使われるので覚えておいてください。
グリスアップ/グリスダウン
正確には【グリッサンド】かな。
指板上で弦をおさえて『ブ~~ン』と音を出す奏法です。
グリスアップが高音に向けて、グリスダウンが低音に向けて弦を押さえている指を動かして音を出します。
始点となる音、あるいは終点となる音、もしくはその両方が奏者の好みにゆだねられます。
スライド
グリスと混同されがちですが、譜面を書くルールでは明確に分けられます。
始点あるいは終点の音が指定されていないグリスと違い、スライドは始点と終点の音が指定されています。
音価
音価とは【音の長さ】のことです。
音の長さにかかわる記号をいくつか。
タイ
前エントリーで既に出てますが。
【前の音と次の音をつなげて1つの音のように演奏してください】という記号です。
これ、良く出てくるので覚えておくと役立ちます。
スラー
タイほどは出てきませんが、良く似てるので。
【タイは前の音と次の音が同じ音の場合】に使われますが、【スラーは違う音】に使われます。
意味は【前の音と次の音がつながるかの如くなめらかに弾いてください】と、なります。
スタッカート
スラーとは真逆になりますかね。
なめらかに演奏するスラーに対し、【スタッカートは1音符ずつ短く切ってください】という指示になります。
これ、スラップフレーズによく出てくる音なんで、覚えておくと役立つかと。
付点
この点が付いた音符(休符)は【長さが1.5倍】になる、という記号です。
たとえば4分音符についてたら、4分+8分音符の長さになる、ということですね。
ここで出した記号を使った譜面はこんな感じ。
その下は、弾いてみるとこんな感じ、ってことで。
音が先?譜面が先?
絶対的に音が先です。
音があるから譜面が生まれたんです。
これは揺るぎません。
ではなぜ譜面や記号から話を始めてるのかというと。
実際に会ってのレッスンであれば、譜面や音楽記号うんぬんは後回しにして『音を出してみましょう』から始めるんですが、Webサイトにはそれは向いてないかな、と。
逆にWebであるということは【何度も見直せる】【好きなところから始められる】というメリットを持っていると思うんです。
なので、今後公開していく【音を出しての演奏】に関するエントリーを読むときに必要だと思えることから書いています。
ということで、もうしばらく音を出すまでの前置きが続きますがお付き合いのほどを。
前置きが終わったら、実際に音を出していきますんで、ね。
‡ポイント‡
譜面は文字。
「!」「?」、顔文字程度に簡単なもの。
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
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