小節単位のロングトーンって簡単・・・に思えるけど、そうじゃない。
【休む】同様に、難しさを感じるフレーズなんですわ。
ロングトーンの1発目の頭とケツ。
次のロングトーンの頭、そしてケツ。
さらにその次の音の頭。
ロングトーンは1度弾いたら誤魔化しが利かないから、刻みよりもさらに一音ずつが勝負所。
文末に、この記事で使ってるMIDIデータを置いとくので、必要であれば遠慮なくダウンロードをどうぞ。
使用機材は
DAW:Ableton Live9
Bass:Sire M7 5st Ash
です。
伸ばしてみる。
お題は変わらず、カノン進行です。
このコード進行は覚えておくといろいろ便利なんで、しばらくこれを使います笑
ベースを入れるとこんな感じ。
ボ~~~ンですな。
この音源のBaは俺が弾いてます。
前か後ろか
ロングトーンをどう弾くか、ってのはロングトーンのパートの前後が重要なので決まった型はないんだけど、ある程度のパターンは存在しています。
前へ
たとえば、前エントリーからの続きでロングトーンを弾くとしたら。
一発目のボ~~~ンはジャストのタイミングで弾いて勢いを出すかな。
ロングトーンパートの続きが曲本編と考えるなら、後半の4小節は少しだけ突っ込み気味&音量も大きめで弾くかも。
後ろへ
逆に、ロングトーンパートの続きがエンディングに向かうのであれば、前半はジャストで弾いて曲の余韻を残して、後半はだんだん溜め気味&やさしいタッチで弾くと思う。
ややおおげさに弾いてはいるけど、そこまで前や後ろにいかないのでわかりづらいかなぁ。
でも、わかる人にはわかるかと。
はっきりわかるほどにズラしたら前や後ろの問題じゃなくて、タダの【ズレ】なのでね。
それと。
前や後ろにこだわるなら【曲やフレーズの中でジャストの部分を作る】ことをおススメします。
ジャストがあるから、前や後ろを感じやすくなるんで。
打ち込むなら
ベタ打ち
先に実際にBassを弾いて作った音源を打ち込みで再現するなら。
まずはベタ打ちしてみましょう。
打ち込みには、シンプルに【Electric Bass】を使いました。
ベタ打ちってことは、音量は一定でタイミングもすべてジャスト。
これがいい場合もあるけど、ここに色気を足しましょうってのが今回の話だから、ちょっといじってみます。
突っ込み気味
【突っ込み気味】ってのは【前】ってことだから、そのまま発音タイミングを前に。
音量もヴェロシティをいじればOKだから、後半の4小節を少し大きめに。
溜め気味
【溜め気味】は【後ろ】だから、発音タイミングを後ろに。
【やさしいタッチ】を再現する場合、一番簡単なのはEQでHighを微妙にカットすることかな。
【やさしいタッチ】ってのは言い換えると【エッジが立ってない音】とも言えるから。
やさしくしたいのは後半だけなので、EQにエンベロープを書き込んで前半と後半でEQに違いが出るように設定。
どうすか?ベタ打ちよりはいいでしょ?
もし『ちまちま打ち込むとか大変!誰か弾いてくれ~!!』って場合は、俺に連絡してください笑
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
コメント