ピアノロールで打ち込んでるだけじゃわからないのが、指板上での移動。
単にアレンジするだけならあまり気にしないんだろうけど、プレイヤーとしてはけっこう気を使う部分だったりするんだな、コレが。
【ベースラインの作り方】を主軸に記事を書くカテゴリー。
具体的な作り方よりも、Bass弾きの考え方とか頭の中を覗く視点が多いかも。
蟹のごとく
たとえば、4弦3fのGからCに移るとき。
4弦8fもCだし、3弦3fも音程的には同じC。
指板上をローポジからハイポジ、あるいはその逆でハイポジからローポジへと移動することを【横移動】と言います。
正確な定義があるわけじゃないけど、感覚的には【手首ごと横に移動したら横移動】かな。
上の例で言うと、4弦3fから4弦8fのCに移ったら横移動、ってこと。
(手首の位置をずらさずにこの2つの音を押さえるのはほぼ不可能でしょ?)
ちなみに3弦3fに移るような移動は【縦移動】とか言います。
どちらが正しい、ではなくてどういうフレーズにしたいか・どう弾くか、で選ぶのが定石。
メリット
【グリス】、正式名称は【グリッサンド】になるのかな。
たとえば出したい音がCのとき、BやB♭辺りで音を出してそのまま指板上の指をずらしてBのポジションに移動すると【ブ~ン】みたいなうねった音が出ます。
これが【グリッサンド】、通称【グリス】。
これを使うと粘りが出て、いい感じにうねったフレーズを作りやすくなるんですねぇ。
これは横移動のときに使いやすい、というか移動をスムーズにするために自然とグリスになってしまうという場合も多々アリ。
あと、単純に細い弦より太い弦の方が音も太くなるから、音質的な観点から横移動を使うってこともありますです。
太いままで出したい場合は4弦から3弦には移動しない、とか、逆に締まったままの音が欲しいときは3弦のままで弾いて4弦には下がらない、とかね。
- グリス(グリッサンド)
- 音質が一定
デメリット
グリスを使って、あるいは音質を一定にさせたいから、という理由で横移動にこだわりたくても、テンポやフレーズによってはそれはものすごく難しいわけで。
「ドレミファソラシド」というフレーズを横移動だけで弾くと、けっこう大変でしょ?
これを120BPMの16分で~なんて言われたら、おそらく横移動だけでは無理(-_-;)
そう、移動に時間がかかるってのが横移動の最大のデメリットというか弱点。
- ポジション移動に時間がかかる
どういうポジションで曲を弾くか、ってのに頭を悩ませることは実は少なくないです。
【考えるより感じろ】ってのが最強とはいえ、感じたままに弾いたら
『あれ?指が届かない!テンポに追いつかない!』
なんてことは日常茶飯事www
逆を言えば、移動の楽さを優先させて縦移動ばっかりしてる人は、たまに横移動してみると世界が変わることもアリ。
大事なのは手クセからの解放、そして魂の解放(←自分に言ってる笑)
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
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