前エントリー『コード進行~基礎知識』で書きましたが、コード進行とは【起承転結】です。
言い方を変えれば、曲にストーリー性を持たせるというか。
「歌詞はけっこう暗いのに、曲自体は明るく聴こえるよね」なんてときは、メロディもさることながらコード進行からも明るい印象を受けているはずです。(akim調べ)
では。
コード進行に対してBassは何をしているのかというと。
【ベースラインの作り方】を主軸に記事を書くカテゴリー。
具体的な作り方よりも、Bass弾きの考え方とか頭の中を覗く視点が多いかも。
コードの根っこ
ルート音
【ルート音(おん)】、または【トニック】と呼ばれる音です。
コードとは和音の一種です。
【コードの中で一番音程が低い音がルート音】です。
(転回形という形もあるので絶対ではありませんが、これが基本です。)
コード表記には、大きく書かれてるアルファベットがあります。
『C』とか『Dm』とか『E7』とか『Fsus4』とか。
この大きく書かれてるアルファベット、ここではC,D,E,Fがルート音です。
CDEFGABはドレミファソラシに対応してます。
(小文字のアルファベットや数字に関してはここではスルーで)
Bassには【コード進行をはっきりさせる】という大きな役割があります。
コード進行をはっきりさせるには【ルート音を弾く】というのがもっともシンプルな方法です。
たとえば、こんな感じで。
これだけだと『Bass、いらなくね?』ってなりそうですが、おなじコード進行でアレンジしてみると。
こうなります。
Bass、必要でしょ?
オンコード
曲によって『緊張感を持たせたい』『コード通りにBassが弾くと面白みがない』なんて場合があります。
そういうときの1つの手段として【オンコード】というのがあります。
【オン】は【On】です。
コードのルート音とは違う音を弾くのを【オンコード】と言います。
たとえばこんな風に。
オンコードを【分数コード】と呼ぶこともありますが、本来は違うものです。
でも、けっこうごちゃ混ぜというか、同じ意味として使われてることも多いです。
ここで説明するとややこしくなるので、今回はスルーで。。。
発展させる
でも、ルート音しか弾かないBassistばかりじゃないですよね?
動きまくるベースラインも世の中にはたくさん存在します。
ではどうやって動きまくるかというと、基本のキはこの図です。
どういうコードなのか。
この曲がどういうベースラインを求めてるのか。
作詞者/作曲者はどういう気持ちを込めてるのか。
なんてことを踏まえつつ、閃くのを待つわけです。
ちなみに先から出てる曲を僕が弾くと、こんな風にするかもです。
理論先行はあまり音楽的ではありませんが『これ、いいフレーズだ!』とか『これ、○○(ジャンル)っぽい!』とか感じるフレーズは理論で説明がつくときも多いです。
それに、いつでも閃くとは限りませんからね。
発展させる方法を知っておけば、こっちから閃きに近寄れることもあるわけで。
‡ポイント‡
まずは、ルート音。
でも音楽は発展します。
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
コメント