練習を始めてしばらくすると出会うであろう単語の1つが【スケール】。
この単語を知った頃、とりあえず弾いて覚えたんだけどベースライン作りには上手く使えず。。。
原因は俺の思い込みというか応用の利かなさだったんだけど、こういうタイプ、俺だけじゃないと思うんだよなぁ。
【ベースラインの作り方】を主軸に記事を書くカテゴリー。
具体的な作り方よりも、Bass弾きの考え方とか頭の中を覗く視点が多いかも。
音の並べ方
単語的意味
まずは【スケール】の単語的意味から。
ここは単純に【音の並び方】という解釈でOKかと。
ドレミファソラシドもそうだし、ラシドレミファソラもそう。
ちょっと調べたら
- イオニアン(アイオニアン)スケール
- ドリアンスケール
- フリジアンスケール
- リディアンスケール
- ミクソリディアンスケール
- エオリアンスケール
- ロクリアンスケール
- ハーモニックマイナースケール
- ペンタトニックスケール
などなど、ざ〜〜〜っと並ぶかと。
それぞれがどういうスケールなのかはひとまず置いといて。
というかちょっと調べれば丁寧に解説してくれてるサイトがたくさん見つかるんで(他力本願w)。
落とし穴
ある程度のスケールを覚えた頃、俺は落し穴にハマりました。
『結局、どうやって使うの?』的な。
世の中にある曲を聴いても「◯◯スケールを使ってる!」ってすぐわかるわけでもなかったし。
(わかる人はわかるんだろうけど、俺にはわからなかったんですよ^^;)
試行錯誤してたある日、ふと「こういうことなんぢゃね?」と気付きました。
それは【スケールは上下(前後)にも続いてる】ってこと。
【ドレミファソラシド】はスケール的に言うと【イオニアンスケール】。
(もっと単純に【メジャースケール】って言われたりもする)
これって、教則本とかサイトには【ドレミファソラシド】だけ書かれてるけど、実際には【・・・ラシドレミファソラシドレミ・・・】って上下(前後)にも続いてるものなわけですよ。
当たり前?
まあ、そうだよね、当たり前だよね。
でも落し穴ってそんなもんでしょ?
落し穴って、気付いてる人からすれば「なんで落ちるの?」だけど、気付かない人はキレイに落ちるわけで。
光る感覚
個人的に一番役立ったと思ってるのはジャコ・パストリアスの話。
ベースマガジンにこんなことが書いてあったんですよね。
ジャコがBassを始めた頃、兄に
「Bassが上手くなる方法を教えて」
とききます。
答えは
「フレットボード上の音を全て覚えろ」
的な。
で、少しずつ、コツコツと覚えて。
同時に、コードを見て構成音を把握して、それを弾いて・・・みたいな練習を。
こういうとき、スケールを弾くってのはいい練習になりました。
その結果、まだまだ発展途上中なんでたま〜にしかない感覚なんですけど、演奏中にフレットボードが光るような感覚を持つことがあります。
考えて弾くんじゃなくて、Bass側が『ここ、気持ちいい音だよ』って教えてくれる感じ。
その感覚をもっと日常化したいなぁ、というのが最近の目標。
オススメ・・・かも?
練習方法としては、Bass単体で弾くよりもコード鳴らしながらの方がいいと思う。
例えばコードの「C」を全音符で打ち込んでループさせつつ、Cイオニアンスケールを4分音符でBassの最低音から最高音まで使って弾いてみるとか。
Cイオニアンだからって、Cから始めなくてもOK。
5弦Bassなら、最低音は5弦のBからスタート。
そうやって弾いてると「ピッタリ合う音」「馴染む音」「ぶつかる音」なんて感じで、音それぞれが個性を持ち始めたりするし、フレットボード上の音を覚える練習にもなるし。
スケールを使ってフレーズを作るってのは、この【個性】をどう活かすか、って考えると上手くいく・・・というのが俺の考え。
『音楽は感性でしょ?考えながら弾くなんておかしいよ』ってタイプには向かない考え方かもね笑
でも【考えなくても弾ける】ようになるためには【考えて弾く】段階も重要だって俺は思ってます。
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
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