Ableton Meetup Tokyo Vol.58 【モチベーション維持の極意】レポートブログ『その答えはあなた次第』編

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AbletonMeetupTokyo

今回は【モチベーション維持の極意】がメインテーマです。

具体的に言うなら【Liveを開く前の心積もり】的なことでしょうか。
いや、そもそも【Liveを開くのが億劫】ってこともありますよね。
そんなときにどうするか、という話がメインになるのでは…というか、実際そうでした。

ハッキリ言います。
プレゼン中、Liveの画面は一切出てきません!!

Ableton Meetup Tokyoとは【Abletonユーザーを横断するコミュニティーの構築】を目的に隔月で開催されているイベント。
簡単に言うなら【Ableton Liveユーザー同士、仲良くなろうよ】と言う趣旨・・・ではあるものの、イベントの面白さが噂になったのかAbleton Live以外のDAWユーザーが参加することもよくある話。
オーガナイザーのKOYASさん曰く【大人の部活動】。
ちなみに、このレポを書いてる僕(akim)も2018年にAbleton Certified Trainerになりました。

『Ableton Meetup Tokyo(略称 AMT)って、いったいなんなの??』という方、まずは過去のAMTレポートをお読みください。
Ableton Liveユーザーのみならず、音楽制作に関わっているのであれば興味出ること間違いなし。

Ableton Live講座動画のアプリ作りました。

前置き

Ableton?

今までのAbleton Meetup Tokyoもお読みいただくとして、まずは基礎知識。

Ableton】とは【Live】というDAW(音楽制作ソフト)を作っているメーカーです。
直感的な操作が可能で楽器のように扱うことも出来るので、世界中のTrack makerやDJ/パフォーマーなどに愛用されてます。
その中でも、Abletonに知識・技能を認められた方々をAbleton Certified Trainer(Ableton認定トレーナー)と呼びます(自分で言うの、ちょっと恥ずかしいけどw)。

Ableton Meetup Tokyo

Ableton Meetup Tokyo(略称AMT)とは

が共同オーガナイズしているイベントです。

イベントの目的はAbletonユーザーを横断するコミュニティーの構築です。
簡単に言うと【Abletonユーザー同士、友達になろうよ】的な。
公式サイト公式Facebookページもチェック!

【モチベーション維持の極意】のご紹介

2024年7月12日に六本木CUBEで行われた【Ableton Meetup Tokyo Vol.58】。
(Ableton Meetup Tokyoー略称:AMT)

今回の登壇者やDJ、司会やTopicsのご紹介から。
紹介は登壇順、またはDJの出番順です。

登壇者

森谷 諭 / Satoshi Moriya (Ableton認定トレーナー)

DJ

WAKA XINXI

幼少期からクラシック音楽に感銘を受け、2022年から本格的なDJ活動をスタート。
彼女は独自のテクノミュージックスタイルで知られ、ダークでデープなサウンドや、ハードグループ、インダストリアルな要素を巧みに織り混ぜたり、自由で刺激的な解放感にあふれたリズムで聴衆を魅了させる。デビューしてからわずかな期間で、WOMB、Zero Tokyo、青山蜂、OATH、サンキース、ONE's、the church、Cela Vi Tokyoなどの主要なクラブやBAR、LOUNGEなどで出演経験を積み、特にWOMBのレギュラーパーティーBLOOMでは、メインフロアでレジデントDJを務めるなど、独自のスタイルが高く評価されている。
2023年からは楽曲制作にも情熱を注ぎ、その才能が開花し始め、将来性が非常に期待されるDJの一人である。

Kulage

ENERGY GROOVE UNITY -をテーマに2015年に福岡にて結成されたSTANLLIEとBARBIEによるDJユニット。
Technoを軸にして繊細かつ大胆に重厚なベースラインと緻密なリズム、エモーショナルなメロディを融合させるDJスタイルは、グルーヴ感に満ち溢れたフロアを作り出しダンスフロアを熱狂の渦へと変える。
過去にはイギリス、クロアチア、ベトナム、フィリピンなどで数々のDJパフォーマンスを成功させており、彼らの音楽は国境を越えて多くの人々を魅了する。
2022年からは拠点を東京へと移し、大小様々なクラブイベントへ出演。自身らがオーガナイズするSECTION NINEは、WOMB最長レジデントパーティー06Sの4Fフロアを担当している。
楽曲制作に関しては、その優れたクオリティからBeatportのDeep Trance Release Chart
で1位を獲得、他にもTechno Chart、Hard Techno Chartに名を連ねている。また世界的に有名なDJであるUMEKやSean TyasがKulageの楽曲を紹介しており、アーティストとしてもその才能を発揮している。

リリースレーベル
Red Channel Records / Hexane Records / Roundex Record Music /
Solamente / Finder records / VOLX / Fearless Recordings / Arey / Dead Groovy
Music / Dreizehn Schallplatten / Physical Techno Recordings / Ushuaia Music / Naked
Lunch / Onh.Cet Records

司会

今回の司会はAMTのオーガナイザーであるKOYASとCD HATAです。
安定のコンビネーション。

Topics

何かお知らせがある場合はこの【Topics】コーナーでご紹介です。
今回のTopicsは【Live 12.1】登場に関するお話です。

Live 12.1公開

AMT時点ではベータ版ですが、Live 12.1が公開されました。
マイナーアップデートであっても大きく進化することがあるのが、Liveの特徴です。

ベータ版を使うには【ベータ版テストプログラム】に参加する必要があります。
以下の記事はLive 11公開時点でのベータ版テストプログラム参加方法なので、もしかしたら現行の参加方法とは違う箇所があるかもしれません。
が、大筋は同じだと思うので参加したい方は参考にしてみてください。

Drum Sampler

Simplerのようでもっとシンプルな、かつ、内蔵エフェクトで音作りが可能なデバイスが登場です。
細かい音作りはSimplerやSamplerの方が得意かもしれませんが、内蔵エフェクトが面白い効果を掛けてくれると言う強みがあります。
Beatの音作りに、また1つの選択肢が増えたってことですかね。

Auto Shift

『Auto TuneをLive純正デバイスで作ったら』って感じのデバイスです。
いわゆるケロケロボイスも作れますが、ピッチシフターやオクターバーのように使うことも可能です。

純正ならではの強みとして、Liveのスケールモードに対応してるってのがいいですね。

その他にもいくつか進化してるので僕が作ったAbleton Live講座動画を貼っておきますね。
参考にしてもらえれば。

Lewo Chyba「自分のリズムを曲にする」

1人目の登壇者は【Lewo Chyba】さん。
読みは【レヲ チバ】。
ものすごくわかりやすく丁寧なしゃべりの方で、会場を引き込みました。

レヲ チバ (Lewo Chyba) は日本のテクノミュージックプロデューサー、コンピューターミュージシャン、DJ。1999年生まれ。
DJとしては2023年8月にドイツ・フランクフルト、2024年3月にフランス・リヨン、4月にベルギー・ブリュッセルでも公演。
ARKUDA LABELの主宰として、テクノ・ハウスなどの楽曲リリースやクラブイベントの企画も手掛けている。

Liveを開くまでの話

今回は【モチベーション維持の極意】がテーマなので、Lewo Chybaさんは【Liveを開くまでの話】という括りで話を始めました。
セットアップはMacbookのみ。
まあ、Liveは使わないからね。

外的要因から来るモチベーション

Lewo Chybaさんは、モチベーションを【外的要因】と【内的要因】に分けて話を進めます。

リズム

いわゆる4つ打ちなどのことだけではなく、広い意味でリズムを捉えましょう。
生活リズムなどもその1つ。

Lewo Chybaさん自身は東京住まいだそうですが、2年前まで京都に住んでいたそうで。
今も月一で東京と今日を行ったり来たりしている暮らし。
さらに、ドイツにも行ったりするそうです。

そういう生活リズムも外的要因から来るモチベーションになります。

自分のライブ・DJ

「友達に曲を聴かせる機会があるから、それまでに頑張って曲を作ろう」など、なんでもいいので自分の外から来るモチベーションに意識を向けてみましょう。

クラブ

これはけっこう直接的ですね。
クラブで聴いた曲からインスピレーションをもらうこと、誰しも1度や2度はあるのでは?

生活の音

繰り返される音がLewo Chybaさんにとっては刺激になります。
たとえばバスのアナウンスなどから『このBPMならこう言う曲が作れるな』というインスピレーションが来ることがあるそうで。

この感覚は無意識だと難しいので意識的に聴いてみるのがおススメ。

聴覚以外の感覚

人間には聴覚以外の感覚も備わってますよね?

たとえば視覚。
Lewo Chybaさんには道路標識や壁のシミがKickの配置に見えてきたりするそうです。
曰く『スマホを見ながら街を歩くなんでもったいない!』と。

プレゼン中も、お客さんの位置がシーケンサーに見えてきたそうな。

つまり、日常のすべてがモチベーション維持の外的要因になり得るわけで。
「聴覚だけが(音楽にとっての)モチベーションになるわけではない」というのがLewo Chybaさんの言葉。

内的要因から来るモチベーション

外的要因の次は内的要因。
具体的にどういうことかというと。

DAWはコントロール出来る

曰く『自分ではどうしようもないことが多い中、電子音楽は自分の心によってのみ操作できる』と。
自分でコントロール出来ないことだらけの世の中で、DAWは自分でコントロール出来るというのは何かを作りたい人にとって何よりものモチベーション維持になるのでは?

実機を使おう

何も思いつかない時は、自分の好きなガジェットや機材の枠組みの中で考えてみるといいかもしれません。
脳内にイメージが無くてもなんとなく触ってるうちに何かが出て来るかも。

実機の場合、いい意味で音作りの幅に制限があるので、どの音にすればいいか迷いづらいというのもアリ。
そういう『○○縛り』をポジティブに捉えるのも1つの手。

曰く『これらを1つの要素として取り入れつつ、創作する一助となれば』と。

Q&A

Q:壁のシミから作った曲をフロアーで流したことはありますか?
A:
ある。DJや曲作りを始めたばかりの10代からの質問に答えたことが『壁のしみから〜』だった。ただ、本質はそこではなくて、あくまでキッカケです。

Q:タイムマネジメントはどうしてますか?
A:
それほどたいそうなことはしてなくて、締め切りに追われる立場でもあり、オーガナイザーとしては締め切りを催促する立場でもある。タイムマネジメントを守らないと困る人がいると言うことを知っておくといいのかも。

Q:どこで「完成」としてますか?
A:
夜中やりこんでしまうこともあるが、一晩寝て、起きてからOKだったらOKにする。でも、大概NG(笑) 完成したものを聴いてもらって(フロアーで流して)「あの曲、いいね」と言われたら完成と思ってます。

akimの一言

ホントにしゃべりが達者なんだよなぁ。
ずっと落ち着いて聞いてました。

まあ、そんなことは置いといて。
個人的に【聴覚以外の感覚からの刺激】と言うのが興味深かったですね。
とかく耳に頼りきりですが、たしかに【刺激】という観点からいけば聴覚以外の感覚を大事にしないのはおかしいですし。

もっと意識して景色を見てみようと思いました。

レヲチバさんの情報はこちらから

森谷諭(Ableton Certified Trainer)「あなたのやる気スイッチ押します」

【東京スクールオブミュージック】で講師をしつつ、自身のユニットである【iwamori】で活動している森谷さん。
実は、今回のテーマであるモチベーションについてやりたいと言い出したのは森谷さんだとか。
曰く『生徒さんからこの手の質問を多く受ける』そうで。

森谷諭と音楽の出会いは10代に始めたドラムだ。
ポップスやロックを中心とした自身のバンド活動に加え、様々なアーティストのサポート・ドラムとしてレコーディングやツアーに参加、多くの経験を積む。

Ableton Liveとの出会いが森谷に音楽の無限の可能性を再発見させ、2013年からは自身が歌とプログラムを担当するユニット『iwamori』を結成。
ドラマーとして培ってきたリズム・パターンを土台とした独自の世界を構築した楽曲をYouTube等にて毎月定期的に配信している。

また、プレイヤーとしてだけでなく、Ableton Liveの裾野を拡げるべく指導者としても活躍しており、個人への指導だけにとどまらず、大手音楽雑誌への寄稿や現役プロへの指導、また数多くのセミナーや専門学校の講師も務める等、初心者からプロに至るまで、音楽の魅力と熱い想いを伝えるべく日々躍進中である。

兎にも角にもお伝えしたいこと

生徒さんから受ける『モチベーションをどうしたら持てる?』という質問に実際に答えていることが(かいつまんではいるが)今回の内容。

まず森谷さんが伝えたいのは【ダメな自分も愛してあげる】こと。
これだけは覚えておいて欲しい、とのこと。

心構え その1~何が好きなのか

「何が好きなのか」を具体的に言語化してみましょう。

たとえば「音楽が好き」なら「どういうところが好きなんだろう」と。
「機材が好き」「ドラムを叩くのが好き」などなどあるはずですよね?

森谷さん自身は「Bassを1dB上げたらどうなるんだろう?」という思いで次の曲を作ったりするそうで。
そういうところに面白みを感じる、とも。

階層を掘り下げていくと、何かが見えてくるはずなわけで。

心構え その2~何が不快なのか

次に「何が不快なのか」を言語化してみましょう。
これによって、自分がイヤだと思ってることを避けることが出来るようになります。

具体的な取り組み方法1~SNS

『これは僕自身の見解』とは、森谷さんの言葉。
森谷さんは作業前(楽曲制作前)にSNSを見ないようにしているそうです。
さらに作業中、トラックフリーズ中にも見ません。
フリーズ後も見ちゃうから。

iPhoneの場合、スクリーンタイムという機能で1日辺りどれくらい画面を見てるのかがわかるようになってます。
Ableton Noteを使ってる場合もスクリーンタイムに記録されちゃうわけですが、それでもある程度の目安にはなるはず。

具体的な取り組み方法2~やることはやっておく

森谷さんの取り組み方法として『やらなきゃいけないことは終わらせておく』というのがあるそうです。
たとえばご飯の後片付けとか、お風呂とか、その他もろもろありますよね?
それらをすべて終わらせて【寝るか、曲を作るか】の2択にするのが森谷式。

具体的な取り組み方法3~締め切り

締め切りが近いものから取り掛かりましょう。
原動力になりますから。
ケツがあるときに驚くほどの集中力が出たこと、誰しも経験があるのでは?

具体的な取り組み方法4~習慣化

森谷さん曰く『ご飯を食べるのにモチベーション、いる?』、そして『仕事行くのにモチベーション、いる?』とのこと。
モチベーションに左右されない「習慣」まで昇華出来たらいいんじゃね?ってことですね。

【習慣は第二の天性なり】という言葉を森谷さんは使ってました。
元ネタは【ハイキュー】だそうです。

横断幕・スクールアイコン - SPECIAL PROJECT|アニメ「ハイキュー!!」10th ANNIVERSARY -繋ぐProject-
アニメ「ハイキュー!!」放送開始10周年特設サイト。10周年の特別な企画が進行中!

具体的な取り組み方法5~自分を褒める

寝る前に今日の自分を褒めましょう。
たとえば「こんな忙しい中、自分、頑張ったな。おやすみ」とか。
たとえ曲作りが進まなくても「Liveを開いた俺、偉いな。お休み」とか。

このように、自分で自分を褒めるような行動を、心理学では【セルフ・エフィカシー】と呼ぶそうです。
日本語では【自己効力感】と呼ばれます。
脳内物質が分泌され、やる気が出るとされています。

Q&A

Q:とっ散らかっちゃうような感じでモチベーションが上がらない(混乱しちゃう)んですがどうすればいいですか?
A:
気の済むまでやってみてください。是非是非やってみてください。

Q:今回の内容は月一で曲をアップするようになってから?その前から?
A:
やり始めてから。生徒からの刺激が大きい。
3人以上に同じことで褒められたら、それがあなたの才能。

Q:ダメな自分をどうやって愛するの?
A:
例えばテストで点数が悪かった…でも、お腹が空いた、眠たくなった。それがダメな自分を愛すること。

Q:コンペ等の締め切りが近くなるたびに焦りを感じるが、どうすればいい?
A:
競馬と一緒で先行してる人が勝ちとは限らない。コンペで勝ちたいという思いが焦りの理由のはず。次に行くまでのステップとして「今回は絶対に負けられない」ときに勝てるようにする。

Q:Gtを最近、再び始めた。でも練習する気が起きないんだけど、どうすればいい?
A:
強制的に発表する場を作る。私は、生徒とのバンドのためにGtを練習している。

akimの一言

実際に講師としてたくさんの生徒さんと接している森谷さんならではの視点でしたね。
学校で教えるって大変だ…。

自身の行動から導き出した、つまり結果がある意味で保障されている取り組みの数々。
試してみる価値はあるのでは?

森谷さんの情報はこちらから

galcid 「クリエイティビティが枯渇しないマインドセット」

以前、AMTで登壇したときはモジュラーについてのお話しだったような。
今回は『マインドセット』、日本語で言うなら『考え方の指向』といったところでしょうかね。

『やらなきゃという不安感でやるよりも…』という前置きのうえで、始まります。

Lenaによるソロユニット。
モジュラーシンセとTB-303、リズムマシーンを使いこなした完全即興スタイルのライブを行う。2016年の1st. アルバム"hertz"(DetroitUnderground)は 、発表されるや否やカール・
ハイド(Underworld)、スロッピング・グリュッスルを始めとする世界の名だたるアーティストたち から賞賛を得た。
Boiler RoomやMutek,jpなどの電子音楽に特化したイベントに出演しながら国内外でライブを重ね、2018年には坂本龍一氏によるSpotifyのSKMT Picksにも選ばれた。
2019年よりacidセット別名義lenacidとしてもEPをSchmerレコーズよりリリースし活動を開始。
2020年はドイツのForce Inc.よりEPアルバム、Detroit Undergroudよりセカンドアルバム、ドイツの老舗エクスペリメンタル・レーベル「ミルプラトー」よりアルバムをリリースし、ローリングストーン誌にも取り上げられ話題に。

第壱章 スピード命

galcidさん曰く『モチベーションが保つのは5秒』だそうです。
5秒経つと、モチベーションは下がっていきます。

では『DAWで楽曲制作をしよう』と思ったとします。
PCの起動にかかる時間は平均30秒だそうで。
さらに、PCを起動すると、人によってはいろんな通知(メールとか)が来てることになります。
それに返信し始めると、PC起動前のモチベーションはどこへやら。

そもそも人間は「忘れる生き物」なので、【忘れる】ということを覚えておくといいですね。

ではモチベーションの壁とも言える【5秒】への対策は。
ツールとしては【紙と鉛筆】って強いですよね、とはgalcidさんの弁。

岡本太郎さん曰く『なんでもいいからやってみろ。それだけなんだよ』と。

第二章 いつかは来ない

『いつかやろう』って思うこと、ありますよね?
その『いつか』が来たこと、あります?
ほとんど来てないんじゃないかと思います。

なぜなら『「いつか」と思ったことは日付に落とし込まないと人は行動しない』から。
【時間は作るもの】【予定は入れるもの】です。

その際【3D】を意識しましょう。
3Dとは【出来ない理由】です。

  • Demo(でも)
  • Datte(だって)
  • Douse(どうせ)

これらを使って出来ない理由を作ってませんか?
反射的に『でも』とか言う人、いますよね。
それ、止めてみましょう。

というか、3Dを言う人であっても友達との予定は入れたりするんですよね。
だったら、自分自身との予定を入れてみませんか?

ただし、休むことも大切なので、不眠不休とかはやめましょうね。

岡本太郎さん曰く『壁は自分自身だ』。

あれこれ言わず、やってみません?

第三章 創造する原点となったもの

何かしら『曲を作ってみたい!』と思ったキッカケってあるものなのでは?
たとえば『憧れのヒーロー』とか『感動を与えてくれた作品』とか。

音楽には潜在記憶を呼び覚ます魔法があります。
潜在記憶とは、たとえば

  • 情景
  • 匂い
  • 温度
  • 感触
  • 感情

などなど。
これらは臨場感を伴います。

つまり潜在記憶を呼び覚ますということは、時間と感動を取り戻すということ。
しかも、自由自在にそれが可能なわけです。
音楽によって呼び覚まされるわけですから。

結果として創作活動の原点を感じることになり、モチベーションを取り戻せるという算段になります。

最終章 人生即芸術

岡本太郎さん曰く『今、この瞬間、まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する』と。

「挑むか?挑まないか?」
その答えはあなた次第です。

Q&A

Q:どうやって音楽で感じますか?
A:
音楽を聴いたシーンが思い出になるので、土の臭いなどが思い出に入る

Q:1人で作ってると内省的になりがちで、外に向けて表現するのが上手くない人が多いと思うが、表現方法などで努力したことはありますか?
A:
今回のプレゼンの話が来た時、スティーブ・ジョブズやTEDなどを思い浮かべた。イメージってすごく大事。

Q:なぜ音楽を作るのか?という一番奥のところを聞きたい
A:
2歳から音楽を始めた。飽き性だが音楽だけはやめてない。音楽からたくさんのもの(感動)をもらっている。感動をくれたアーティストに(今度は)自分がなりたい。

Q:インスピレーションを邪魔する脳の働きに対して、どう対処してる?
A:
自分の場合は友達にLINEして、情熱を留める。音楽であれば迷わずシンセに手を伸ばす。シンセが手元になかったらボイスメモ。写真を撮って(五感を使っているので)インスピレーションを留める

akimの一言

前回の登壇回、見つけました。
これですね。

目がチカチカするようなモジュラーセットですなぁ。
記事タイトルの『前髪とエンベロープは同じ』はgalcidさんの名言。

今回の主題である【マインドセット】が制作にも活きてるんでしょうね。

galcidさんの情報はこちらから

まとめ

行ったことは無いんですけど『自己啓発セミナーって、こんな感じ?』と思ったとか思わなかったとか。

いずれにせよ、やる気と言うのは厄介なもので、やり始めたらずっとやり続けるようなタイプであっても最初のキッカケが起きなかったりするんですよねぇ。
あるいは、やり始めるのはすぐだけど、続かないタイプもいますよね。

そんなとき、今回のお話を役立ててもらえれば、レポブログにまとめた甲斐があります。

THE REF.に行こう!!

AMT黎明期、裏からAMTを支えてくれていたRyoさんという方がいます。
その方がもろもろの経緯を経て、藤沢にカフェを開きました。
カフェの名前は【THE REF.】。

美味しいコーヒーを飲むのはもちろん、現在約2000枚ほどあるらしいレコードをディグったり、気になったレコードを試聴したり、もちろん購入することも出来ます。

最寄り駅が藤沢駅なので、小田急線で新宿から、あるいは東海道線で東京からでも来れます。
どちらからでも、だいたい1時間ほど。
江ノ島で遊んだ帰りに寄るも良し、THE Ref.目当てに行くも良し。

僕は湘南に生息してるので行ったことありますし、これからも通います。
もし僕に会ったら、仲良くしてください笑

Instagram
THE REF.
https://www.instagram.com/theref.records_coffee_flowers

Abletonから…

気になるポストがXに流れてきました。
これはいったい???

次回のAMT

次回のAMT開催は11月9日。
今まで平日の夜に開催でしたが、次回は土曜日の夕方からです。

以下のリンク先から詳細をチェック!!

Next Meetup | Ableton Meetup Tokyo Vol.59 9th Anniversary あなたの得意技見せてください - Ableton Meetup Tokyo
Ableton Meetup Tokyo の Next Meetup | Ableton Meetup Tokyo Vol.59 9th Anniversary あなたの得意技見せてください ページです。

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主要機能を備えた低価格版 ー 16トラック、5GB以上のサウンドを収録
38GB以上の音素材と、一部のインストゥルメントとエフェクトを搭載したLiveのフル機能モデル
71GB以上にも及ぶ多彩な音素材と、LiveおよびMax for Liveすべてのインストゥルメントとエフェクト搭載した最上位モデル
Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

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