Ableton Meetup Tokyo Vol.26『​​前髪とエンベロープは同じ』編

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Ableton Meetup Tokyo Vol.26『​​前髪とエンベロープは同じ』編 AbletonMeetupTokyo

Vol.26のAbleton Meetup Tokyo(略称AMT)は、いわゆる【沼】の世界の話。
『一歩でも足を踏み入れると戻れない』というのがこの界隈の定説。
そんな世界を垣間見てみる??

Ableton Meetup Tokyoとは【Abletonユーザーを横断するコミュニティーの構築】を目的に隔月で開催されているイベント。
簡単に言うなら【Ableton Liveユーザー同士、仲良くなろうよ】と言う趣旨・・・ではあるものの、イベントの面白さが噂になったのかAbleton Live以外のDAWユーザーが参加することもよくある話。
ちなみに、このレポを書いてる俺(akim)も2018年にAbleton Certified Trainerになりました。

『Ableton Meetup Tokyo(略称 AMT)って、いったいなんなの??』という方、まずは過去のAMTレポートをお読みください。
Ableton Liveユーザーのみならず、音楽制作に関わっているのであれば興味出ること間違いなし。

過去のAMTについてはこちらから↓

Ableton Live講座動画のアプリ作りました。

前置き

前置きはほぼ定型なので、本編が気になる方は本編Vol.26に飛んじゃってください^^

Ableton?

今までのAbleton Meetup Tokyoもお読みいただくとして、まずは基礎知識。

Ableton】とは【Live】というDAW(音楽制作ソフト)を作っているメーカーです。
Liveは動作が軽く、直感的な操作が可能なので世界中のTrack makerやDJ/パフォーマーなどに愛用されてます。
その中でも、Abletonに知識・技能を認められた方々をAbleton Certified Trainer(Ableton認定トレーナー)と呼びます(自分で言うの、ちょっと恥ずかしいけどw)。

Ableton Meetup Tokyo

Ableton Meetup Tokyo(略称AMT)とは

が共同オーガナイズしているイベントです。
周囲を

が実動部隊として、

が写真撮影として固めてます。
(順不同・敬称略)

イベントの目的は

Abletonユーザーを横断するコミュニティーの構築

です。
簡単に言うと【Abletonユーザー同士、友達になろうよ】的な。
公式Facebookページもチェック!

Vol.26 WE LOVE MACHINES

当日のメニューはこちら。

正直言って、わからない人にはまったくわからないであろうメニュー笑
例えるなら、地元を離れて焼肉屋や焼き鳥屋に入った時の感覚的な。

あ、正直に言います。
akimはシンセを勉強中の段階です。
懇切丁寧なレポが出来ないこと、ご容赦くださいm(_ _)m

勉強するなら

レポートの前に。

シンセ関係のことを知らない人からすると、シンセの話って『??????』だと思うんです。
シンセ関係のブログを読んでも『これ、日本語??』的な。

そういう場合、オススメのページがあります。
それはAbletonの【Learning Synths】のページ。

英語だけど、ブラウザの翻訳機能を使えばだいたいの意味はわかると思います。
そもそも、文章だけではなく触って音を聴いて理解していくので、それだけでも楽しめますよ。
何かを学ぶときは楽しんだ方がお得です笑

Learning Synths
Learn about synthesizers via Ableton’s interactive website. Play with a synth in your browser and learn to use the vario...

アナログシンセの活かし方

まずは【Boys be kko(ボーイズビーケーケーオー)】さんから。

準備した機材は

  • iMac2017late
  • Live9
  • Push1
  • CV変換器
  • SH-101(アナログシンセ)
  • Apollo Twin(オーディオI/0)

で、ございます。

【iMac】と書いてるのは間違いではありません。
ラップトップのMacbookではなく、紛れもなくデスクトップのiMacです。
リバーブを多用するので、ラップトップではスペック的に追いつかないんだとか。

【SH-101】はアナログシンセです。
Boys be kkoさん曰く『ノイズも含めた情報量が多いので、レゾナンスを発振させた時のスパーク感が気持ちいい』そうで。

ただ、この機種はだいぶ以前に発売されたものなので新品を入手するのはおそらく不可能。
もし気になるならSH-101を復元した機種【SH-01A】というのもあるみたい。
akimは音を聴いたことがないので、あくまで小耳にはさんだレベルの情報ですが。

使い方を簡潔に書くと

  1. Push1から信号を出す
  2. SH-101のいじって音作り
  3. 音をAbleton Liveに取り込む
  4. 取り込んだ音を長尺でRecして、Ableton Liveで切り貼りする

と、こういう感じになります。

Boys be kkoさんのこだわりと言うか、ポイントは

  • クリック代わりにKickを使う
  • アナログシンセは、頭がズレやすいのでクオンタイズ
  • リードにサイドチェインを入れるとノリが出てくる
  • アナライザーを使う

といったところですかね。

曰く、『アナライザーは部屋やスピーカーの特性に左右されないように、音を可視化した状態で音楽制作のために必須』。

ちなみに、この日はハードウェアシンセを使ってましたがソフトシンセもガンガン使うそうで。
パッド系はソフトシンセを、太い音が欲しいリードパートはSH-101を、と使い分けてるんだとか。

Rolandのポップでポピュラーなクラシック・シンセサイザー、SH-101。Roland Boutique SH-01Aは、そんなSH-101の再来です。
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38GB以上の音素材と、一部のインストゥルメントとエフェクトを搭載したLiveのフル機能モデル
71GB以上にも及ぶ多彩な音素材と、LiveおよびMax for Liveすべてのインストゥルメントとエフェクト搭載した最上位モデル
Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

マシーンを使った音楽制作完パケ術

お次は【galcid】さんと【CD HATA】さんのパネルディスカッション。
机の上に『ドンッ!』と置かれた機材を前にして始まり始まり。。。

え~、AMTあるあるなんですが、プレゼンターがAbleton Liveユーザーとは限りません笑
galcidさんはLogicユーザー。
でも、AMT的にはノープロブレム。

モジュラーセット / galcid

モジュラーセットは上半分が音源、下半分がミキサーとシーケンサーという配置。
(そう聞こえたんだけど、聞き間違いだったらゴメンなさい)
これだけコードがあっても、ご本人曰く『どこに何があるかはわかる』とのこと。
モジュラー沼ってそういうもんなのかな??

このモジュラー以外には【TR-8S】と【TB-303】を使用。
(正直、配線がすごすぎて、akimの目はこの辺でチカチカし始めてます)

これだけの数のパラメーターがあるとコントロールし切れるのか、失礼ながら不安になるんだけどgalcidさんはこう答えます。
​​前髪とエンベロープは同じ』と。
ちょっとの差で印象が変わるってことですね。

曲を作るときはコンセプトを持たずにインスピレーションに従うというのも明言しておりました。
インスピレーションが無ければ、今までやったことと違うことを試して手グセからの脱却を目指すとのこと。
コレ、けっこう大事よね。

歴代ローランド・リズムマシンの遺伝子を受け継いで誕生したTR-8S
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モジュラー無くてもCV Tools活用法

最後を締めくくるのはAbleton認定トレーナーでAMTのオーガナイザーのKoyasさん。
モジュラーシンセを持っていなくても【CV Tools】を活用してね、というお話。
Koyasさんは【モジュラー×CV Tools】の話もしてくれましたが、ここでは【モジュラー不要】についてピックアップ。

セッティングは

  • Ableton Live10(Macbook)
  • Push2
  • Model D / BEHRINGER(モジュラーシンセ)
  • Studio 26c / PreSonus(オーディオI/O)

という、だいぶシンプルな感じ。

Ableton Liveの中も

  • モジュラー用トラック(MIDI)
  • Drum(808 Ableton Live音源)(伴奏用)

の2Trackのみというシンプルさ。

『機材の中にモジュラーあるじゃん!やっぱり、ハードウェアがないとダメなの?』
と思うのは早計。
モジュラー、不要です。
必要なのは、Ableton Liveに入ってるCV Tools
Ableton Live Suiteを持ってる人ならPackとして追加されてます。

基礎知識として。
【CV】とは【Control Voltage】の略です。
【Voltage】とは、日本語で【電圧】のこと。
電圧が低いと出音が低く、電圧が高いと出音が高くなります。
仕組み的には、シンセサイザーの元祖というか先祖というか。

では、実践。
Drumで適当なフレーズを作ります。
KoyasさんはPushを叩いてそれをキャプチャで取り込んでましたが、普通に打ち込んでももちろんOK。

次にCV Toolsの中の【Rotating Rhythm Generator】をDrumトラックにドラッグ&ドロップ。
MIDIエフェクトなので、Drum Rack前に入れます。

Ableton Meetup Tokyo Vol.26『​​前髪とエンベロープは同じ』編

デフォルトの状態でも、さっき打ち込んだフレーズを再生するだけで変化が現れるはず。
この辺もいじるとさらに面白いかも。

Ableton Meetup Tokyo Vol.26『​​前髪とエンベロープは同じ』編

ってことで、ハードウェアのモジュラーが無くてもCV Toolsが活用できることがおわかりいただけたかと。
KoyasさんはここからさらにCV Tools内の【CV Shaper】を入れて遊んで発展させておりました。
CV ShaperはMappingが出来るので、LFO的に使えるのです。

Ableton Meetup Tokyo Vol.26『​​前髪とエンベロープは同じ』編

最後に、akimみたく『シンセ初心者です!』な方に向けて教えてもらったオススメのサイトがこちら。
【文系にもわかるアナログ・シンセサイザー超初心者入門】というカテゴリーもあるので、かなり取っ付きやすいと思います。

proun.net
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次回、Vol.27は

2019/11/21(Thu.)@恵比寿Timeout Cafe & Dinerです。
三軒茶屋のSpace Orbitではないので、ご注意を。

僕は【Ableton駆け込み寺】の住職として、みなさんのご相談にお答えする予定です。
ご自分のラップトップを持ち込めるなら、持ち込んでくださいね。
その方が答えやすいことも多いと思うので。

レッスンという選択肢

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楽しむためのちょっとしたTips、レッスンしてます。
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