【ベースライン制作所~Bassの役割】でBassの役割は【つなぎ役】と書きました。
つなぐ方法としては、当然ながらBassを演奏するわけですがBassの奏法は大きく3つに分けられます。
- ピック弾き
- 指弾き
- スラップ/チョッパー
この3つです。
【ベースラインの作り方】を主軸に記事を書くカテゴリー。
具体的な作り方よりも、Bass弾きの考え方とか頭の中を覗く視点が多いかも。
とはいっても、僕を知っている方たちの中で、ピック弾きや指弾きのイメージを僕に持ってる人は少ないと思います笑
ステージ上ではスラップがほとんどなので。
ってことで、このエントリーではスラップについてお話を。
スラップ?チョッパー?
本来は呼び方の違い
【スラップ】も【チョッパー】も本来は同じ奏法を指します。
親指で弦を叩き、人差し指で弦をハジく(引っ張る)。
これがこの奏法の基本です。
なんで名前が2つあるかというと。
チョッパー
日本には、この奏法で有名な『チョッパーズ・ブギ』という曲があります。
(リンク先で試聴できます)
作曲家でもある後藤次利さんが弾いています。
一説によると、奏法の手の形が空手チョップを想起させるということで【チョッパー奏法】となったそうです。
(ただ、曲名のチョッパーはアメリカンバイクのチョッパーハンドルのことで奏法とは関係ないとか)
この曲以後、親指で弦を叩き人差し指で弦をハジく奏法を日本では【チョッパー】と呼ぶようになります。
そう、この【チョッパー】という呼び方は日本独自のもので、この曲がチョッパーの由来と言うか語源になります。
スラップ
では、なぜスラップという呼び方が出てきたのか。
僕の記憶によると【スラップ】という呼び方を初めて知ったのは、Bassistなら一度は読んだことがあるであろう雑誌【Bass Magazine(ベースマガジン)】の記事です。
上に書いたとおり【チョッパー】という呼び方は日本独自のものです。
英語圏では【スラップ(Slap)】と呼ばれているんだ、と記事に書いてあったんです。
それ以後、チョッパーではなく【スラップ】と呼ばれることが多くなっていきます。
(Slapとは「ぴしゃりと叩く・ひっぱたく」というような意味で、画像検索するとビンタの絵や写真がたくさん出てきます)
そう、【スラップ】も【チョッパー】も同じ奏法なんです、本来は。
最近は別物?
言葉の意味は変わるとは言えど
ところがここ数年、【スラップとチョッパーは別物】という人が出てきてます。
発端はわからないんですが
『チョッパーは親指を天に向け、スラップは親指を地に向けて弦を叩く』
とか
『スラップは弦を叩いた後の親指を振り抜くが、チョッパーは振り抜かない』
とか、違う奏法だとする人がいます。
僕の場合、親指が天を向いてるのでチョッパー・・・かと思いきや、弦を叩いた後に振り抜くのでスラップになるわけで。
ああ、ややこしや。
しかし、ここまで読んでくれた方ならわかるとおり、スラップもチョッパーも同じものです。
それがいつの間にやら『違う奏法だ』と言い始めた人がいるわけです。
もちろん言葉の意味は時代と共に変化します。
時が経つにつれ、スラップとチョッパーは別物だというのが定説になるかもしれません。
ですが、少なくともBassに興味を持ってくれてる方々には本来の意味を知っておいて欲しいな、と思うのがBass狂の僕の願いなわけです。
というわけで。
僕はこんな風に弾いているよ、という映像を差し込んで今回はここまで。
奏法自体の話しはまた後日に。
‡ポイント‡
スラップとチョッパーは同じ奏法。
でも中には別物と捉えている人もいます。
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
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