とうとうやったよ【Live 10 Meetup hosted by Ableton Meetup Tokyo】!
たくさんのお客さんがいらっしゃいましたねぇ。
みんな、Live10さわったかなぁ?
Live10、少しでもさわったら欲しくなるよね笑
Ableton Meetup Tokyoとは【Abletonユーザーを横断するコミュニティーの構築】を目的に隔月で開催されているイベント。
簡単に言うなら【Ableton Liveユーザー同士、仲良くなろうよ】と言う趣旨・・・ではあるものの、イベントの面白さが噂になったのかAbleton Live以外のDAWユーザーが参加することもよくある話。
『Ableton Meetup Tokyo(略称 AMT)って、いったいなんなの??』という方、まずは過去のAMTレポートをお読みください。
Ableton Liveユーザーのみならず、音楽制作に関わっているのであれば興味出ること間違いなしかと。
過去のAMTについてはこちらから↓
Live 10 Meetup
5年ぶりのバージョンアップを祝して2018.1.21に渋谷の【Contact】で開催されたこのイベント。
日曜の夕方から渋谷で、という来場しやすいイベントでしたねぇ。
予想通り、Live10 Touch&Tryコーナーは大盛況。
プレゼンもパネルディスカッションも大盛り上がり。
まずはメニューと布陣をば(順不同・敬称略)。
- 「0から1をスピーディーに」森谷 諭(Ableton認定トレーナー)
- 「Live 10 Demonstration」Dylan Wood (Ableton Product Manager)
- 「こんなことできたらいいな!未来の楽器に望むこと」A.Mochi, Utae , Moderater: CD HATA
- 「Ableton駆け込み寺」森谷 諭 , 齊藤 義典(共にAbleton認定トレーナー)
- DJ/Live => IGAXX , Maria Fujioka , baseHEAD , Aalko aka Akiko Kiyama (Kebko Music) , Sakiko Osawa , CD HATAxKOYAS
- Organizer => Koyas
- MC => CD HATA & 蜻蛉-Tonbo-
- Food => ののみ食堂
- Photo => JiroKen
- AMT実働部隊 => Spraycan Attack , akim
0から1をスピーディーに
AMTでは【DAWの説明にはオーバースペックな程の爽やかな語り口調が特徴】と紹介されるほどの森谷さん。
この方のプレゼンは本当にわかりやすい。
Ableton Liveだけではなく他DAWのユーザーでも参考になるような切り口でいつもプレゼンしてくれます。
今回のプレゼンは、Live10の新機能を軸にしつつPush2を使ってのトラックメイクのお話。
余談。
俺が組んでいるGt&Baのユニット【風雷坊=FuRaiBou=】のGt【Tazz-K】もLive10 Meetupに参加したんですが
『森谷さんのプレゼン、本当にわかりやすくて参考になった。「引き算」を自分の音楽制作に試してみる!』
と興奮気味に話しておりました。
Tazz-KのメインDAWはCubaseなんで【他DAWのユーザーでも参考になる】のいい証拠ですな笑
プレゼンタイトルの「0から1をスピーディーに」はダテじゃない。
Push2のボタンや機能、さらにPCキーボードでのショートカットコマンドも駆使して素早くトラックを制作して行きます。
この辺、興味がある方はAMT Vol.12「インスピレーションが逃げちゃう」編が参考になるかもです。
「引き算」についても書いてあります。
極々私見なんだけど、森谷さんのプレゼンがわかりやすい理由の1つに『実際に使ったらどうなるか』の視点が必ず入ってるってのがあると思うんだよね。
たとえば、セッションビューでPush2を使うとき『シーンを増やしたいときは Duplicateボタン を押せばシーンが複製されます』みたいなことをちゃんと伝えてくれる、とかね。
てか「0から1をスピーディーに」に貢献してるLive10の新機能【キャプチャ】を忘れちゃいけないよね。
これは【キャプチャーボタンを押せば直前のMIDI演奏をテンポに合わせた形でMIDIクリップにしてくれる】という機能。
これ、使用頻度が絶対的に高いはず。
「あ!Recボタン押し忘れた(T T)」という悲劇から抜け出せるもんね。
手元の作業を簡略化して制作に没頭するのはとっても重要です(断言)。
Live10はその辺りを重要視した新機能がたくさん搭載されてるので「0から1に」だけじゃなく「1から10」もスピーディになりそうな予感。
Live 10 Demonstration
さて、お次はDylan Woodさん。
Ableton Product Managerってことは、Ableton Liveに関して知らないことはないってお立場・・・ってことだよねぇ!?
プレゼン内容は、みんな知りたいであろう【Live10の新機能】が軸。
お話してくれたのは、ざっと書き出すと
- キャプチャー
- コレクション
- フェード
- ループ解除のショートカット
- Zで拡大、Shift+Zで拡大前に戻す
- MIDIクリップをマルチで編集
- Wavetable
- Echo
- Drum Buss
などなど。
通訳を介しているのに流れるようなプレゼンは、流石と言おうか何と言おうか。
Ableton Product Manager、恐るべし。
Dylanさん自身はWavetableがお気に入りのような??
かなり熱く語っておりました。
ていうか、シンセ好きなら絶対にはずせない新機能でしょ、コレは。
だってシンセ好きというわけでもない俺も待ち遠しいもん。
各機能についての細かい話はここでは割愛。
Ableton公式サイトやAMT Vol.16での齊藤 義典さんのプレゼンを参照のほど。
いったい、新機能の話を割愛してここで何を書くのかと言うと。
それは、プレゼン後のQ&Aでの1コマ。
なにせ【Ableton Product Manager】だからね。
先にも書いたけど、Ableton Liveに関して知らないことはないお立場。
キャプチャーはMIDIだけ?
=> 今のところはMIDIだけです
う~ん、オーディオに適用するには難しいのかなぁ。
データ容量がMIDIとは比較にならないってのがその理由?
でも、出来ることならオーディオにも適用して欲しい。
Bass弾きの俺としては、ここ切実。
今後、Ableton Liveはどのような進化を?
=> 進めている話はたくさんあるけど、ココでは言えない
Push3に関する質問にもDylanさんは明言しなかったんだよなぁ。
そこ、知りたかったけど言えないよね笑
(個人的にPush1からの代替わりを考えているのでPush3は気になっている)
でも『進めている話はたくさんある』ってのは嬉しいよね。
Live9ではマルチモニター環境に対応したり、SimplerとSamplerの大幅な強化があったりしたわけで。
しかもマイナーアップデートでね。
メジャーアップデートだとしてもおかしくないくらいの強化だったのにも関わらず、です。
ということは?Live10でも??なんらかの???とか思っちゃうよね。
まあ、まずは現時点での新機能を楽しみますか。
俺的にはキャプチャ、コレクション、Echo、Drum Bussをすごく楽しみにしています。
こんなことできたらいいな!未来の楽器に望むこと
2つのプレゼン後はパネルディスカッション。
CD HATAさんの名司会っぷりが楽しめるコーナー。
ある程度の音楽歴があるのであれば、たとえば10年前を振り返ってみましょ。
今から10年前だと、2008年の2月。
初代iPhoneの発売は2007年の1月。
2008年2月のMacbookのスペックは「HDD:250GBシリアルATA / 2.4GHz Intel Core 2 Duo / メモリ 2GB (DDR2 SDRAM)」みたいな感じ。
Windowsは・・・7は2009年10月に発売開始だから、Vistaの時代だね。
ってことはXP全盛かな。
なぜ昔のパソコンの話をしたのかというと。
A.Mochiさんから
『以前、ラップトップがまだ非力だった時代、デスクトップをクラブに持ち込んでのライブパフォーマンスをやっていた』
なんてお話が出てきまして。
時代的には、ブラウン管モニターの頃だそうで。。。
それから考えると【現在は未来】だよね~。
さらに、A.Mochiさんはプログラムの観点からも。
専門的な話になるんでかいつまんで書くと
【今はファームウェアを書き換えることで機材に回路を追加出来る】
と。
【ハード機材のアップデート】とかに使われてる技術だね。
ネットにさえつないでいれば、ハード機材に新機能を追加することが出来るのが現在。
以前なら考えられなかったことかと。
【現在は未来】だよね~。
お次はUtaeさんから。
360°カメラやVRってのも最近の技術だよね。
Utaeさんが現在関わっているプロジェクトの中にこれらの技術を絡めたものがあるそうで、その映像を披露。
※MacOSではSafariが360度動画に非対応なためFireFoxまたはChromeでご覧ください
さらに言うなら、ヘッドフォンかイヤフォン推奨。
画面をグリグリ動かすと、それに伴って音の定位も動きます。
ボ~~ッとしてると「現在」にすら置いていかれそうな不安を抱きつつも、さらなる未来にはどうなるのか、というお話。
ここでCD HATAさんが蜻蛉-Tonbo-さんに話を振ると、
『頭の中にある音楽をそのままアウトプットできるような仕組みが出来てほしい』
とのお答え。
うん、欲しいね、そんな仕組み笑
会場からは『昔の人の声(歌)を素材として使えるようになると嬉しい』なんて意見も。
今ほどRecが手軽ではなかった時代の音が使えるようになるのは面白そうだよね。
個人的には戦国武将の声とか欲しいなぁ。
博物館にあるような、いかにもロボットボイスみたいな感じじゃないヤツ。
・・・このディスカッションを10年後に振り返ってみたらどう見えるのかな?
とか思いつつ、まずは目の前にある【現在になった未来】を楽しんでみよう、と考えている俺でした。
Ableton駆け込み寺
プレゼンがおこなわれている隣のルームでは、不定期に開山される【Ableton駆け込み寺】で森谷 諭さんと齊藤 義典さんの最強タッグがお悩みをバシバシと解決しておりました。
(直接は見てないんで、あとから聞いた話だけどね笑)
でも、ホントにこの駆け込み寺は霊験あらたかです。
お悩みある方、開山するときはAMTにぜひお越しを。
DJ/Live
バーカウンターがあるルームではDJがプレイ。
俺は残念ながらじっくりと聴けなかったんだけど、いいDJって曲自体もさることながら空間作りが上手い気がする。
うん、いい。
Foodも出てたんだよなぁ。
今回特別の出店だったのに食い損ねたorz
プレゼンの合間にはライブパフォーマンスもありましたですよ。
昨年のMutek.jpにも出演したKiyama Akikoの別名義=Aalkoさん、さらにCD HATAさんとKoyasさんがLiveを。
Live10 Touch&Try
来場者の多くがさわりまくっていた、このコーナー。
さわりまくって欲しくて設置したわけだから、嬉しい限り笑
中にはLive10よりもハード機材に夢中になってた方もいましたねぇ。
みんな、音楽が好きなんだなぁ。。。
で、そのLive10は2018年2月6日に発売開始。
Ableton公式サイトで予約しておくと、この日からダウンロード出来ます。
とうとう来ますよ、Live10が!
『Live10が、もうすぐ俺のベッドルームに!!』
(蜻蛉-Tonbo-さんの名言を拝借)
ベータ版も公開されてるけど、やっぱり製品版がいいよねぇ。
なんつうか【自分のもの!】って感じで。
直前まで20%Offのスペシャルオファーをやっているので、悩んでる人もこの期間中の予約を強くおススメ。
Ableton Meetup Tokyo Vol.17
Jacques Master Class
残念ながらLive10 Meetupに来れなかった方。
Live10 Meetupを楽しんだ方。
いつもAbleton Meetup Tokyoを楽しんでる方。
はい、次回のAbleton Meetup Tokyoはすでに決まっております。
なんとAMT初、海外からアーティストがお越しです!
告知ブログはまた改めて書くので、まずはAMT公式イベントページをチェックして~~!!
レッスンという選択肢
DAWを使っての音楽制作、もっと楽しみませんか?
楽しむためのちょっとしたTips、レッスンしてます。
お問い合わせはお気軽に♪
コメント