Ableton Liveの特徴は【セッションモード】と【アレンジメントモード】。
たぶん、Liveユーザーの多くは【セッションモード】で作ったフレーズを【アレンジメントモード】にRecするという方法をとっているのではないかと。
まあ、『セッションモードがあってこそのLive』と言っても過言ではないくらいだしね。
ただ、セッションモードとアレンジモードの行き来がLiveビギナーにとって鬼門だったりするわけで。
実は僕も経験者(笑)
F10の出番
Liveの仕様
オーディオインターフェイスやヘッドフォン、スピーカー等のトラブルではないのに音が出ない。
トラックをミュートしていないのに音が出ない。
今まで音が出てたのに、急に音が出なくなった。
こういう場面、Liveを使ってるとたまに出会います。
初めて出会ったときはパニクりました笑
ですが、この現象はLiveのバグなどではなく仕様です。
同じトラックのセッションクリップとアレンジメントクリップを同時に再生出来ません。
たとえば3trackに入っているGtをセッションで再生しながら、アレンジメントの3trackのGtを聴くことは出来ないのです。
どこかのセッションクリップがローンチされていれば、そのクリップはアレンジメントではミュートされます。
ここで『音が出ない!』とパニクらないように。
ちゃんと対処できますから。
まずはF10
アレンジメントで音が出ない場合はセッションクリップが、セッションで音が出ない場合はアレンジメントクリップがローンチされているということになります。
つまり、ローンチを解除すればOKということになります。
とはいえ、セッションとアレンジメントを行ったり来たりするのはスマートじゃないですよね。
そこで【F10キー】です。
このキーを押せばローンチが解除されるので音が出るようになります。
パニクる前にF10を押してみてください。
ローンチ≠再生
Liveの用語に【ローンチ】というものがあります。
【再生】とほぼ同義語なんですがローンチには音が流れる再生だけではなく、再生待機の状態も含まれます。
つまり音が流れてない場合もあるので注意がちょっとだけ必要です。
耳慣れない単語かもしれませんが、Live関連の書籍やTipsにはよく出てくるので覚えておくとお得ですよ。
今回の話はLive9マニュアル『7.5 セッションをアレンジメントに録音する』に書いてます。
より詳しく知りたい場合はそちらをどうぞ。
‡ポイント‡
『音が出ない!』とあわてずに、まずはF10
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