実は、このレポブログを書いているakimはシンセサイザー沼に足を踏み入れていません。
Ableton Liveに入っているWavetableやDrift、プラグインならMassiveを使ってますが、ガチのシンセ沼は恐れ多いというかなんというか。
なので、このレポは初心者目線が多く入ることをご了承いただいて…。
Ableton Meetup Tokyoとは【Abletonユーザーを横断するコミュニティーの構築】を目的に隔月で開催されているイベント。
簡単に言うなら【Ableton Liveユーザー同士、仲良くなろうよ】と言う趣旨・・・ではあるものの、イベントの面白さが噂になったのかAbleton Live以外のDAWユーザーが参加することもよくある話。
オーガナイザーのKOYASさん曰く【大人の部活動】。
ちなみに、このレポを書いてる僕(akim)も2018年にAbleton Certified Trainerになりました。
『Ableton Meetup Tokyo(略称 AMT)って、いったいなんなの??』という方、まずは過去のAMTレポートをお読みください。
Ableton Liveユーザーのみならず、音楽制作に関わっているのであれば興味出ること間違いなし。
前置き
Ableton?
今までのAbleton Meetup Tokyoもお読みいただくとして、まずは基礎知識。
【Ableton】とは【Live】というDAW(音楽制作ソフト)や【Push】や【Move】というハードウェア(というか楽器)、【Note】という音楽スケッチ用iOSアプリを作っているメーカーです。
直感的な操作が可能で楽器のように扱うことも出来るので、世界中のTrack makerやDJ/パフォーマーなどに愛用されてます。
その中でも、Abletonに知識・技能を認められた方々をAbleton Certified Trainer(Ableton認定トレーナー)と呼びます(自分で言うの、ちょっと恥ずかしいけどw)。

Ableton Meetup Tokyo
Ableton Meetup Tokyo(略称AMT)とは
が共同オーガナイズしているイベントです。
イベントの目的はAbletonユーザーを横断するコミュニティーの構築です。
簡単に言うと【Abletonユーザー同士、友達になろうよ】的な。
公式サイトや公式Facebookページもチェック!
We ❤️Synthesizers
今回の登壇者やDJ、司会やTopicsのご紹介から。
登壇者の紹介は登壇順、またはDJの出番順です。
登壇者

KOYAS

Momose Yasunaga x SUIGADOU

HATAKEN
DJ

ALLY
幼少期には吹奏楽の経験が有りクラシックを聞き育つ。
U.S.とU.K.在住時にアングラCLUBカルチャーにのめり込み、Techno、MinimalのDJキャリアが始まった。USではTBA Blooklynに足繁く通い今のDJ音楽ツールの基盤となっている。
2018年から都内でのプレイ経験を経て、レジデントパーティー「CORM」を2022年より始動。
2025年にイタリアミラノのレーベルよりACIDをリリース。
手から飛び出す繊細さを兼ね備えたテクノセットを繰り広げる。
Hypnotic・Minimal・Acid等をプレイする。

Naoki Hayakawa
元振付師という経歴を持つDJ/音楽プロデューサー。
2010年頃より、ディープミニマルおよびエクスペリメンタル・ミュージックを軸としたパーティー 「Thermobath」、「Tongsten」 を主宰。実験音楽、密教的な感覚、エクスペリメンタリズムを融合させた独自のコンセプトで、アンダーグラウンドシーンにおいて注目を集めた。
振付師として培った身体感覚や時間認識は音楽表現にも強く反映されており、リズム、空間、緊張と解放を重視した没入型のサウンドとパフォーマンスを特徴とする。視覚的イメージと聴覚体験を横断するアプローチは、クラブミュージックの枠を超えた体験を生み出してきた。
その後、拠点を都内へ移し、DJおよび楽曲制作に注力。多層的な音楽感覚と実験的手法を背景に、さまざまなイベントや空間でパフォーマンスを行っている。
Nobuharu Morimoto との共作では、Diffuse Reality、Humanoid Gods などのレーベルから作品をリリースしている。




司会

CD HATA
Yahoo公認フェス番長、バーニングマンにも出演した日本最強(狂)サイケデリックジャムバンド"Dachambo"のシンサイザー担当
CD HATA名義のテクノDJとしても、野外フェス、クラブイベントなど多数出演
日本のみならず、オーストラリアやアメリカのフェスティバル、フランス~スペインDJツアーなど、世界中のフロアを歓喜の渦に巻き込んでいる。
300ページに及ぶ「Logic Studio テクニカルマスター」執筆や、clubberiaの音楽機材コラム「Machine-de-MUSIC」の展開、楽曲制作の講師、Ableton Meetup Tokyo運営、クリエイティブチームinvisiに所属など多方面で音楽観を発信
i-depの藤枝伸介との“Polar Chalors”
Ableton認定トレーナーKOYASとの“CD HATA×KOYAS”
アンビエントアルバム「Five Phases Theory」をリリースするなどサイケデリックシンセシストとしても磨きをかけ、多数のレーベルからテクノトラックをリリース、Indus&RocksのリミックスアルバムにHIROSHI WATANABE a.k.a KAITO達と参加、CarlCoxが運営するレーベルからのリミックスリリースとその勢いはとまらない!!!
beatport https://www.beatport.com/artist/cd-hata/190156
mixcloud http://www.mixcloud.com/CDHATA/
Apple Music https://music.apple.com/jp/artist/cd-hata/429848756
Spotify https://open.spotify.com/search/CD%20HATA
Bandcamp https://cdhata.bandcamp.com
soundcloud https://soundcloud.com/cdhatadachambo
YouTube
X (旧Twitter) http://twitter.com/DJHATA_Dachambo
instagram https://www.instagram.com/cd_hata/
facebook http://www.facebook.com/CDHATADachambo

蜻蛉 -Tonbo-
蜻蛉 -Tonbo-
Modular synthesizer / Flute / Live Artist
松果体に効く音楽。
Tonbo は東京を拠点に活動するライブアーティスト。
モジュラーシンセサイザー、インド亜大陸発祥の竹製横笛 Bansuri、そして自身の声を取り入れたライブセットは、オーガニックな質感と先鋭的なサウンドが交差するユニークなスタイル。
伝統とテクノロジーを融合させたその演奏は、フェスティバルやクラブといった多様なシーンで独自の存在感を放っている。
Tonbo はテクノ、ハウス、ダウンテンポ、アンビエントなど、様々なジャンルを自由に横断しながら、空間や時間帯に合わせた柔軟なライブパフォーマンスを展開。
即興性を重視したセットは、観客との一体感を生み出し、空間ごとに異なる物語を紡ぎ出す。
これまでにフランス、オランダ、イギリス、リトアニア、ドイツ、オーストリアを巡るヨーロッパツアーを成功させ、アジアでもバリ、台湾、ベトナムなどでのライブを重ねている。
ジャンルや文化の枠を超え、国際的に評価を高める注目のアーティスト。


Topics
Live 12.4が公表されたので、それがTopicsでした。
KOYASさん的には【Link Audio】が目玉だそうで。
このLink Audioとは、AbletonのLink機能の進化版的なモノです。
同じWi-fiネットワーク内にあるLink対応の機器をつなぐのが【Link】なんですが、それが進化してオーディオのやり取りも出来るようになりました。
たとえば、Noteで作ったビートが同じWi-fi内にいるLiveでオーディオとして受け取れるようになります。
Link自体は『ケーブルを繋いで…同期を取って…』という手間がないので、Link機能を持つ機器同士でのセッションが非常に手軽に出来ます。
Touch & Try
今回のTouch & Tryは【RMX-IGNITE / AlphaTheta】です。
国内初の展示(当日)でした。
直感的にいじれる(音を変化させられる)ので、ちょっと触ればもう楽しめる機材でしたなぁ。




KOYAS「Driftではじめよう!シンセの音作り」
シンセサイザー(略してシンセ)での音作りって、わからない人からしたら本当にわからないんだよね。
なんていうか、何がわからないかもわからないレベルです。
ですが、そうも言ってられないんですよね、音楽制作してると。
ということで、Ableton Liveに入っている名デバイス【Drift】で音作りを始めてみましょう。

概要
Driftだけで、簡単なトラックを作ってみる。
DriftはLiteにもMoveにも入っているので、皆んなが使えるデバイスでの話。
セットアップはMacBookのみ。
Driftの仕組み
まずは基礎知識としてDriftの構造を知りましょう。
KOYASさんの解説をざっと図にまとめるとこんな感じ。

Driftらしいのは
- Voices→和音が出るのか、Stereoか、Unison(音を重ねる)モードを選択
- Driftというパラメータ→発音する音の1つ1つを揺らして、アナログっぽさを足す
ところですかね。
Bass
Bassの場合はサイン波を使うことが多いかな、と。
Acid Bassだとノコギリ波。
スクエア波もダメじゃなくて、今日はスクエア波を使います。
MIDI生成ツールのStingでベースラインを生成します。
もこもこ感への対処として、DriftのハイパスフィルターでLowを少し削りましょう。
ローパスでHiを削り、エンベロープで表情を作ります。
Decayが音作りのキモ。
- ポルタメント(Glide)→音が重なったとき、音がスライドして滑らかに移動する
Kick
Kickはサイン波で作ります。
Pitchをギュンと下げてアタックを作り、Pitch Envの2番を上げていって好みのKickの音を作ります。OSCのミキサー部分で音量を上げると、Saturationがかかります。
Snare
Snareのスナッピー部分はホワイトノイズで補うという作り方をします。
サイン波でPitch Envを上げていってSnareを作ります。
HH
ホワイトノイズのみで作りましょう。
Envで余韻を調整し、低音部分はハイパスフィルターでバッサリカット。
音色が均一でつまらないので、ベロシティ調整で色付けします。
Filter部分はローパスにして色付けします。
Pad Synth
ノコギリ波を使いましょう。
隙間をつつむふんわり感が欲しいので、VoiceをStereoにします。
DetuneをかけるとChorus感が増えます。
ADSRのAとRを長目にするとふんわり感が足されます。
レゾナンスもあげてみましょう。
Bassの邪魔にならないようにLowカットします。
Stacksでコードを鳴らしてみて、さらにReverbも足していい感じにします。
色付け
ノコギリ波を2つ使います。
OSC1と2で2オクターブ離すとAcid感が出てきます。
ShapeとEnvで音を作りたいがちょっと不満なので、Envelope filterを使って、第3のEnvを作ります。
全部合わせて出来上がり、と。
シンセサイザーについてもっと知りたい方は『Learning Synth』がオススメです。

Q&A
Q:Envelope followertoとLFOの違いは?
A:LFOはLow Frequency Ossilatorで、波形に沿って音を揺れさせる。
Env〜→音量の変化に対して、出力の音が変わる。
Q:Acidを作るのに使ったStingとは?
A:Live 12.3で追加されたPack。SuiteまたはStandard&M4L Licenseで使える。
『Generators by Iftah』に入ってます。
Q:Drift特有のパラメータは?
A:Shape→オシレーターシンクっぽいがマニュアルに明記はない。
Drift→KOYAS的にはLFO。
akimの一言
詳しくは動画を見ていただいて。
実際の操作を見つつ、音を聴きながらってのが一番いいはずですからね。
個人的にはシンセの基本として勉強になりました。
って、ものすごい初心者の感想www



Momose Yasunaga x SUIGADOU「Abletonとモジュラーシンセで偶発的即興作曲」
モジュラー奏者の『Momose Yasunaga』さんと、劇作家で音楽家でモジュラー奏者でMax/MSP奏者の『SUIGADOU』さんのプレゼンです。
SUIGADOUさんが作ったデバイスを使ってメロディとコード進行を使い、即興で作曲するという前置きで始まります。
セットアップは、まずはLiveが入ったMacBook。
LiveにMIDIを送るためのMIDI鍵盤(KeyStep MK2 / ARTURIA)。
Bluebox(コンパクトデジタルミキサー)。
そのほか、モジュラーがドバッと。

Momose Yasunaga
モジュラーシンセ奏者、シンガー。モジュラーシンセに声や朗読、楽器を取り込み、抽象音と具体音の織り合わさった夢と日常の境界を探る。ノスタルジックなメロディーと、エクスペリメンタルなサウンドを融合したアンビエントサウンドが特徴。東京を拠点にライブパフォーマンス、および音源制作を行う。
PURRE GOOHNより『Body In Ether』『Listen in a Cool Room』をリリース。
音楽イベントのほか、大阪万博、岡山芸術交流、DOMMUNEなど、音楽と芸術を縦断したステージで精力的にライブ活動を展開。
2024年にはフィンランドおよびベルリンを巡るヨーロッパツアー、北京Moduralr Commune、2025年にはデンマークツアーに参加。
SUIGADOU
劇作家・舞台音響家、モジュラーシンセサイザー奏者、AI&ロボット工学者。
Cycling '74 Maxユーザ。
劇団粋雅堂主宰。自ら脚本を執筆した舞台にモジュラーシンセのライブを取り入れ、自身で演奏するなど、早くからモジュラーシンセと舞台芸術のコラボレーションに着目し、活動してきた。
演劇活動の傍ら、数多くの映像やメディアアートにエンジニアとして参加。
人工知能やロボット技術とアート表現の接続点を双方から探求するスタイルで創作を続けてきた。
2024年には札幌・仙台・東京・大阪・北京でライブを行い、歴史ある文学座スタジオでの演劇にもモジュラーシンセのライブパフォーマンスを持ち込むなど、モジュラーシンセコミュニティとテクノロジー/舞台芸術の橋渡しを精力的に続けている。
機材の準備
モジュラーシンセサイザーとは
- Pitch
- 発音信号
を受けて動きます。
LiveではPackの『CV Tools』に入っている『CV Instrument』を使用します。

オーディオI/Oも使いますが、重要なのは『直流を出すかどうか』です。
この機能は『DCカップリング』と呼ばれ、どのオーディオI/Oにも付いているわけではありません。
必要とあれば入手しましょう。
また、SUIGADOUさんが制作したデバイスも使われます。
それは以下のリンクからダウンロードできるので、興味ある方は入手しましょう。
TETRAMIN(メロディ生成)
どこかでこういうゲームを見たような気がするかもしれませんが、気のせいです。
このデバイスは、メロディを生成します。
落ちていくブロックを回転させる時と、落とす時と、列が消えた時に音が出るようになってます。
また、色にも意味があって、色ごとにピッチが違います。
このデバイスから出る音をセッションビューにRecしていきます。
RecされたMIDIデータを少しだけクオンタイズして、これをメロディとして使います。
BERKDOG(コードとビート生成)
先に作ったメロディを読み込み、コードを生成するデバイスです。
さらに、このデバイスからClockを送り、Drumを作ります。
モジュールで音を加工し、シンプルな音がビートになっていきます。
モジュラー解説
TETRAMINについて
LiveからはMIDI信号のみなので、音はモジュラーで全て作られてます。
モジュラーの楽しさは『機械とフラットに遊んでる感じ』とのこと。
BERKDOGについて
コードを展開させられます。
Keystepを通してMIDIを入れているので、和音のMIDIを受信出来ます。
TETRAMINでは和音は受信出来ないので、そうやって使い分けしてます。
フリケンシーを上げて音を変えてみたりもアリ。
ユークリッドリズムを取り入れたモジュールもあるので、シンプルが音が複雑なリズムに変わります。
ユークリッドリズムとは、ものすごく乱暴にまとめると【民族音楽に出てくるリズムパターン、これらのほとんどは数学的方法で記述できる】という理論です。
LiveのMIDI生成ツールに入っている『Euclidean』を使うと、その面白さがわかるかと思います。
マイクを入れられるモジュラー
即興で声を入れてみる。
この声のサンプルに、1つ目と2つ目の信号を合わせると、コードとメロディにしたがって展開します。
ユークリッドリズムと重なると、これまた面白くなります。
Q&A
Q:声のRec先はどこ?
A:モジュラーにマイクをさしている。その音が隣のモジュラーに入り、入った先のモジュラーで展開を作れるようになっている。
正確なピッチが出るとは限らないので、その場で合わせていく感じ
Q:実際に作曲を依頼された場合はどう作る?
A:ケースバイケース。レファレンスに合わせる場合もあり、伝えられたオーダーに沿って先方が作る場合もあり、スタジオで合わせながら作ることもあり。
商業的な場合は、オケが完成している段階に音を足していくことも。
Q:ユークリッドリズムの行き先はどこ?発音しているのはどれ?
A:ピコドラムというモジュール。Drumの音がいっぱい入っている。
Q:モジュラーで作曲してる人って、どうやって作品に仕上げている?(KOYAS)
A:Momoseの場合は
・2Mixで録る時はLive。長時間回して、トリミング
・パラで録る時はブルーボックス。これはmini SDカードにパラでRec出来る。その後Liveに移して編集
・単純に『この音だけRecしたい』はアウトプットからオーディオI/Oに入れて、LiveでRec
SUIGADOUの場合は
・A DATも使えば12Chまで使えるオーディオI/Oを使ってRecする
パラで録る方が多い。
akimの一言
M4LでTETRAMINのようなデバイスを作れるとはねぇ。
その発想そのものが無かったわ。
とりあえず、こういうことをやりたかったらDCカップリングに対応してるオーディオI/Oが必要なんですね。
勉強になりました。



HATAKEN「モジュラー的思考でソフトシンセを扱う」
『モジュラーシンセサイザーの思考を使って、Liveでどんなことが出来るのか』がテーマ。
曰く『なんだかんだでPCはどれだけパッチしてもノイズが乗らないので便利だなとは思う』とのこと。
セットアップは、Live Introが入ったMacBook1台のみ。

HATAKEN
モジュラーシンセサイザー奏者・エレクトロニックミュージックプロデューサー。
90年代から世界各地でライヴ活動、Greg HunterとのWåveshåperや“SUGIZO x HATAKEN“でも注目される。
2013年より「Tokyo Festival of Modular」を主催し、モジュラーシンセの普及に尽力。
欧州、アジアツアー、Fuji Rock Festival、FoM in EXPO’25などに出演。
実践
『VCVラック』を使ってパッチを始めます。
VCVラックはモジュラーシンセのプラグインで、無料で使い始められるオープンソースソフトウェアです。

オシレーターもまず繋ぎ、波形を選びます。
オシレーターをもう1台繋げば、モーフィングが出来るようになります。
モーフィングとは、Aの波形を滑らかにBの波形へと変化させる機能です。
エフェクトによっては『Morph』と書いてある場合もアリ。
LFOを繋ぎ、LFOのRateを変えていくと音が変化していきます。
このように、パッチングして(何かを繋いで)音に変化を加えていくのがモジュラーシンセ。
DriftにLFOを繋いでみます。
例えばDriftのRateなどが面白いかもしれません。
『面白そう』と思うところにアサインしてみましょう。
適当なフレーズを打ち込み、さらにLFOをアサインしていきます。
面白そうと感じるところにアサインしていくと、新しい景色が見えるかもしれません。
曰く『1つのLFOを複数のパラメータにアサインして遊んでみて欲しい』と。
ということで、Driftで適当に作った和音にMIDIエフェクトのアルペジエーターをかけます。
そのアルペジエーターのRateにLFOをかけましょう。
さらにDelayをかけて、そのDelayにはLFOをマッピング、と。
ここまで使ったDriftとLFOをグループ化(Rack化)して、Macroにアサインします。
さらにそのMacroにLFOをアサインすると、もっとモジュラー的なアプローチになります。
ここでHATAKENさんは、スティーブ・ライヒの言葉を引用します。
曰く『Music as gradual process』である、と。
『作曲とは音素材を作ることではなくプロセスを作ることだ』的な意味らしいんですが、これこそモジュラーの真髄であると。
HATAKENさんは
『モジュラーシンセのパッチングすること自体が作曲だと思う。
メロディやビートを作るだけが作曲だけではない。
Liveは巨大なモジュラーシンセだとも思えるんだ』
と。
Q&A
Q:モジュラーとLiveで合わせてどうする?どう使うとかある?
A:モジュラーと同期する時はCV Instrumentでやっている。ClockでやるとズレるのでTriggerで合わせる。Blue Boxも使う
Q:Liveが便利とは言っていたが、モジュラーの良さはどう感じている?
A:元々打ち込みでLiveを使っていた。シンセで作れないギターとかはサンプリングを使っていた。Liveの感覚で使えるモジュールもあるので、そういうのと組み合わせて使っている
Q:モジュラーを使わず、Liveだけで制作することがある?
A:アンジインドポワトリーと言うバンドがある。それがカッコよくて、それをLiveでまねて作ってみた。エレキギターを打ち込んで作ったりもしてる
Q:作曲する際のプロセスは?
A:ケースバイケース。メロディからの場合もあるし、テクノとかの場合はKickから作ることもあるし
Q:パッチで探っていきながらと言っていたけど型はある?
A:前回のライブで使ったあれをチューンアップして、と言う事もある。
Q:モジュラーでは出来ない、Liveならではのモジュラー的使い方は?
A:Macroであれこれ出来るのは面白い。実機では当たり前の配線を辿ってどうこうをしなくていいし。
Q:VCVラック、実機と音は違う?
A:自分の中では同じ。単音で使うなら実機の方がいいかもだけど、本人がどう使いたいかによると思う
Q:音響物理学的な意味で電気について気になってることは?
A:モジュール構成上、電源ノイズは気になる事もある。対応機材もあるが、減るくらいで0にはならない
Q:モジュラーならではの楽しみを敢えて表現すると?
A:醍醐味はセーブできないこと。電源を切ってパッチを抜くとまた一から。だけど、なんだかんだで同じに繋いでたりする。
その中で新しい音に出会ったりもする。考えもしなかった『いい音』に出会うのも楽しみ。『あのモジュールを買えばいい音になるのかな〜』なんて考えるのもモジュラーの楽しみ
Q:LFOがありました。最初にどこに挿す?
A:基本的にあればあっただけ使う。飽きないループがテーマなので、同期してないモジュレーションを作っている。
いつも掛けたりないと思っている。
LFOはゆっくり目が多い。出来るだけ一番遅いくらい。ただし一定でなくちょっと揺れている。好きな波形は王道のサイン波。
Q:今まで作った中でお気に入りの音は?
A:Ringsと言うフィジカルモデリングのオシレーター。アンサンブルオシレーターはいろんな表情がある。単音でもコードでも使えるのでライブで重宝している。
akimの一言
結局のところ、Liveを使ってはいるけど実機を使っているのとほぼ同じような??
でもノイズが乗らないところは実機とはまた違うのか??
シンセ沼、奥が深すぎますぜ…



まとめ
以下にAbleton Meetup Tokyoの公式SNS等へのリンクを貼っておくので、フォロー推奨。
akimからお知らせ
寄り道カルチャー倶楽部
毎月第4火曜日19:00〜22:00に『大人の学び』をコンセプトにしたコミュニティを開いています。
仕事帰りにちょっと寄り道して、新しい世界の扉を開いてもらえたら…と思ってます。
学びがコンセプトなので、複数のワークショップが同じ会場内で開かれてる感じです。
akimはその中で【DTMお悩み相談室】を開いてます。
他には
- DJ
- 英会話
- TURNTABLEセッティング講座
- 書道
などが開かれてます。
(回によって内容は変わります)
『どんなコミュニティなの?』と覗きに来てもらえるのも大歓迎です。
一度、ぜひともお越しを。
Ableton Workshop Shonan
『Ableton Meetup Tokyoがすごく役立ちそうなのはわかるんだけど、自分にはレベルが高くて…』という声があることを知りました。
そこで、AMTの立ち上げにも関わったRyoさんの協力を得て、藤沢駅近くにRyoさんが開いたカフェ【THE REF.】でakimが不定期ながらワークショップを開いています。
コンセプトは【初心者を中級者にする】です。
ここでいう中級者とは『自分の曲をもっと良くするために自分で調べられる、あるいは上級者からの提案を理解することが出来るレベル』です。
つまり、超初心者大歓迎。
興味ある方、以下のページをぜひともお読みください。

Ableton Meetup Shonan
さらに【Ableton Meetup Shonan】も始めます。
ぜひともお越しを。
レッスンという選択肢
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