メロディを創るとき、どうやってます?
僕の場合、楽器を弾いているときに思いつくことも多いんですけど、鼻歌から生みだすこともあります。
いずれにせよ、DAWに打ち込む作業は出来る限り簡単なのがいいですよね?
創ってみよう
メロディに限らずですが、Live9に打ち込む場合は
- 地道に打ち込む
- Audio to MIDIを使う
- MIDIキーボードなどの外付け機器を使う
という方法があります。
ここでは「II. Audio to MIDIを使う」を選択してみます。
Live9からの新機能
Audio to MIDIはLive9からの新機能です。
ここではメロディのために使いますが、ビートボックスやギターなどのオーディオデータをMIDI化することも可能です。
つまり単音(メロディ)だけではなくてリズムや和音でもOKということです。
ビデオは英語ですので、英語が苦手な方のためにちょっとだけ説明すると
- ビートボックス⇒ドラムパターン
- ギターのコード⇒コード
- 鉄琴のメロディ⇒メロディライン
と変換されています。
この3つさえわかっておけば、英語がわからなくても何をやってるかはわかるかと。
苦手意識を持たずに観てみてください。
僕はBassで
今回はAudio to MIDIを使用するので、Bassでメロディラインを弾いてみます。
で、それをMIDI変換する、と。
もちろん、BassじゃなくてGtでも鼻歌でも、オーディオ録音出来ればOKです。
接続
手順は
- Bassをオーディオインターフェイスを介してLive9と接続
- 【入力・出力セクション】を表示
- 【入力チャンネル】をオーディオインターフェイスのチャンネルと合わせる
- 【モニター】を【Auto】にする
- 【アームボタン】をクリックし、赤色に点灯させる
- Bassを弾いて【トラックレベル】内に緑の信号レベルが表示されれば接続完了
- オーディオインターフェイスのゲインを調整し、適正レベルにする
こんな感じです。
Live9の【入力チャンネル】設定は、【オプション】⇒【環境設定】⇒【Audio】タブ⇒【入力設定】で行います。
黄色に点灯しているチャンネルが使用可能チャンネルです。
すべてのチャンネルを使用することもできますが、使用するチャンネルを絞り込むことでCPUの負荷を軽減できます。
Rec(録音)
今回のRecはセッションで行います。
アレンジメントでも出来ますが、編集等を考えるとセッションの方が僕は好きです。
カウントイン
さて、Recするときはカウントがあると便利ですよね?
そのカウントを設定します。
画面左上、メトロノームボタンについている▼ボタンをクリックしてください。
【None】はカウント無し、【○Bars】は何小節カウントを入れるかの設定です。
カウントが2小節欲しい場合は【2Bars】を選択すればOK。
クリック
クリック(メトロノーム音)が必要な場合は、メトロノームボタンをクリックして点灯させればRec(再生)中にクリック音が流れます。
クリップ再生
すでに準備してあるクリップを聴きながらRecしたい場合は、クリップの再生ボタンを緑にしておきます。
ここでは前エントリーで作ったリズムパターンを聴きながらRecしたいので、再生ボタンを緑にします。
ちなみにLiveではクリップ再生のことを【ローンチ(Launch)】と言います。
今後詳しく書く予定ですが、同トラック内(縦列)では1つだけしかクリップは流せませんが、違うトラックであればシーン(横段)に関係なくクリップを流せます。
これを上手く使えるようになるとMixがけっこう楽しくなります(笑)
Rec
ここまで準備出来たらRec開始です。
Recしたいスロットの【クリップ録音ボタン】をクリックしてください。
設定したカウントの後に、クリップが流れてRecが開始されます。
演奏が終わったら【停止ボタン】【クリップ停止ボタン】などをクリックすれば終了です。
初Recという前提なのでいろいろ書いてますが、慣れてしまえば下準備なんて無いも同然です。
とくにカウント等の設定は一度設定しちゃえばいいわけですし、自分好みの初期設定を保存することも出来るんで、ね。
Audio to MIDI
ではオーディオデータをMIDI変換してみます。
手順は
- MIDI変換したいクリップを右クリック
- メロディを新規MIDIトラックに変換
これだけです。
あとは、作成されたMIDIトラックの音色を設定し、微調整あるいは修正すれば出来上がり。
・・・なんですが、修正に多少手間がかかることもあります。
精度がイマイチというか、感度が良すぎるというか。
余計な音をMIDI化してしまうこともあるようで。
とはいえ、便利な機能であることは確かです。
上手いこと使ってみてください。
‡ポイント‡
Audio to MIDIを使えば、符割りがわからないメロディも打ち込みやすい、はず。
なにより、上手く使えば作業効率アップ。
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