Live9で曲を創る Track.02『Live9らしさ』

※このサイトはアフィリエイト広告を利用しています
※プロモーションが含まれている記事もあります

Ableton Live9

前エントリーの【DAWとは】を踏まえた上で。
それぞれのDAWに【らしさ】があるわけですが、Live9の【らしさ】を押さえましょうか。

Ableton Live講座動画のアプリ作りました。

セッションとアレンジ

セッション

やはり、Live9(というかLive)の一番の【らしさ】とは【セッション】だと思います。
これを使いこなせる、あるいは好きになるかどうかがLiveユーザーになるかどうかの分かれ道だと思います。
まずはスクリーンショットをご覧ください。

01Session

これが【セッション】画面です。

赤枠が2つあります。

左の赤枠内、表のようにマス目が並んでいます。
このマス目のことをLiveでは【スロット】と呼びます。
スロット1つ1つにクリップ、つまり【音】を並べられます。
オーディオでも良し、MIDIでも良し。
スロットごとにフレーズを打ち込む、あるいはレコーディングすることも可能ですし、作りためてあるオーディオデータあるいはMIDIデータをスロットにドラッグ&ドロップして使うことも可能です。

列のことを【シーン】と呼びます。
同じシーンの中で並べたクリップは右の赤枠内のプレイボタンで同時に演奏することが可能です。
言葉で書いてもわかりづらいと思うので、動画を貼ってみます。

アレンジメント

当然ながら、他のDAWと同じようにトラックを並べて編集するモードもあります。
Liveでは【アレンジメント】と呼びます。

Arrangement View

クリップビューとトラックビュー

セッション、またはアレンジの下部に表示されます。

クリップビュー

セッション、またはアレンジで選択されているクリップの詳細を表示します。
クリップごとの詳細設定(パン、ボリューム、ループ設定等)はここからおこないます。

Clip View

トラックビュー

選択されたトラックで使われている音色(MIDI)や、エフェクト類が一覧表示されます。
左から右に音が流れることのみ覚えておけば、あとは好みでエフェクトをかけるだけ。
かける順番を変えるのはドラッグ&ドロップ、不要であればDeleteキーで削除、とPCの基本操作のみでOK。

Track View

基本、ドラッグ&ドロップ

DAWを使って曲を創るというのは、細かい作業の繰り返しです。
たとえば、よく使う機能が【編集⇒○○⇒△△】という場所にある場合、使うまでに3回ほどクリックしなくてはいけないことになります。
よく使う機能ですから、1曲創る間に3回クリックが何度も出てくることになります。
これ、けっこうなストレスですよね。
Liveの場合、基本的にドラッグ&ドロップか、ショートカットキーで済むのでストレスがとっても少ないです。

Max For Live

Suite限定ですが【Max For Live】というソフト、というかプログラム環境が付いてきます。
もともとMaxというソフトがあって、それをLiveにくっつけてくれたんです。

使いこなすにはそれなりの勉強とセンスが必要になりますが、使いこなせるようになれば自分だけどMIDI楽器やエフェクター、リアルタイム映像処理なんかも可能です。
僕も勉強してるんですが、なかなか難しくてですね(-_-;)
でも使いこなすようになるだけの価値があるソフトです。

あくまで一例なので『こんなことが出来るよ』という程度ですが、参考までに。
(僕が作ったわけではないです。)
やろうと思えばもっといろんなことが出来るのがMaxです。

デュアルモニター対応

セッションとアレンジメントの2つがあるとなると、同時に表示させたいですよね。
Live9でようやくデュアルモニターに対応してくれたので、左のモニターにセッション、右のモニターにアレンジメント、なんてことが可能です。

欠点

あまり思いつかないんですが。

  • 直接mp3形式として書き出すことが出来ない
  • 他DAWとデータをやり取りする際に不具合が生じることがある

ぐらいでしょうか。
もしかすると、他のDAWユーザーから見たらさらに欠点があるかもしれませんが、僕はこの2点くらいしか感じていません。
mp3形式への変換は他のソフトで出来ますし、他DAWとの相性についても対応できるレベルなので問題視していません。
多少暴論ですけど、DAWは自分の中にある音を具現化するための環境なのでデータのやり取りが頻繁ではない限り、他DAWとの相性は気にしなくてもいいと思います。

初期設定

これは僕個人の話なのですが。
Liveユーザーになる前、有名どころのDAWをいくつか触りました。
でも、Bassをつないでから音が出るまでの初期設定でどれも四苦八苦したんです。

音が出るようになった後も「エフェクターはどこだろう?」「トラックを増やすのは?」「ん?どうやるの、これ?」の連続でストレスを抱えました。

でもLiveの場合はさくっとつなげて、さくっと音を出せたんです。
MIDIキーボードなどの外付け機器を増やしたときの設定も楽々でした。

なんか、深夜にやってるうさんくさい通販番組みたいになっちゃいましたけど、本当の話です。
ちなみに、自分で言うのもなんですけどPC音痴ってわけじゃありません。
DAWによってはちょっとした設定1つで音が出ないこともあるってことです。

ソフトの使い方に時間と体力を取られて、もっともやりたいことである音楽作業に影響が出るのはおかしいと思いません?
僕はおかしいと思います。
なので、直観的に使えるLive9が肌に合うんだと思います。

‡ポイント‡
エンジニアではなく、クリエーター目線で作られているのがLive。
Liveは直観的に使えるDAW。


コメント

タイトルとURLをコピーしました