エフェクトを遊ぶ。
【01.Velocity】でハイハットを、【02.Bright Snare】でスネアを遊んだので、今回はキック(バスドラ)です。
ジャンルによるけどキックを意識して聴く人はおそらく少数派だとは思います。
でも、キックを抜く(ミュートする)と途端に曲がスカスカになってしまうので決しておろそかには出来ないという不思議な楽器。
Kick Boom
【Kick Boom】はAuto Filterの中にあるプリセットです。
文字通りFilterをいじって遊ぶエフェクトです。
マニュアルには【典型的なアナログフィルターをエミュレート】とあります。
⇒https://www.ableton.com/ja/manual/live-audio-effect-reference/#auto-filter
居場所
Audio Effects⇒Auto Filter⇒Kick Boom
意味
Auto:自動
Filter:ろ過器。音に関して言うと、特定の周波数をカットしたりブーストしたりするもの。
重要なつまみ
どのつまみも面白いんですが【Kickをいじる】ということに焦点を当てると。
- Res(レゾナンス)
- Drive
の2つですかね。
ちゃんとした説明は長くなるので省いて、さくっと書きます。
- Res⇒ある周波数帯域を強調。EQでブーストさせるのに近い
- Drive⇒ゲインの上げ下げ。ゲインを上げれば音量も上がる。上げすぎたら音が割れるけど
こんな感じで。
遊んでみよう
Acoustified Kit 03を使って4小節のビートを作りました。
素の音だとこんな感じ。
Kick Boomを差し込むとこんな風。
でもこれだけじゃちょっとつまらない・・・ので。
Res
2小節目と4小節目のケツのKickをブーストさせてみます。
少し強調されましたね。
動きはこんな感じ。
Drive
Resで小節のケツをいじったら1拍目が弱く感じてしまいますねぇ。
なので、さらに手を加えましょう。
1小節目と3小節目の1発目だけDriveを上げてみます。
目で見るとこんな感じ。
これでビート感が強くなったかな?
使いどころ
実際はEQやCompと組み合わせて使うわけだから、もっとタイトにも、もっとファットにも出来るわけで・・・面白いね、これ。
Kickだけじゃなくて、Bassとか低音ヴォイスに掛けてもいいんじゃなかろうか。
‡ポイント‡
ResとDriveでガッツリ聴かせられる。
でも図に乗ると、割れる。
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