Filter DelayのDezent、Grain DelayのAscentに続き、Simple DelayのDisharmonicsです。
Disharmonics
ディレイ系は『音を遅らせる』というシンプルなエフェクトだけに、いろいろ応用が利きますね。
それを証明するかのように、Live9にもディレイのプリセットは多いです。
公式マニュアル

居場所
Audio Effects⇒Simple Delay⇒Disharmonics
意味
Simple:簡単な 単純な
Delay:遅らせる
Disharmonics:造語かな?否定を表す接頭語の『Dis』がついてるので『ハーモニクスじゃないぜ!』的な意味かと。(お分かりの方、教えていただけると幸いですm(_ _)m)
重要なつまみ
これに関しては
- Dry/Wet
一択の気がします。
Dry/Wetとは【エフェクトがかかっていない音(原音)と、エフェクトがかかっている音(エフェクト音)のバランスを調整】するつまみです。
このつまみを0%にすると原音のみが、100%にするとエフェクト音のみが聴こえることになります。
Dry/Wetはいろんなエフェクトに乗ってるので、覚えておくことを強くおススメします。
他には、エフェクトのタイトルバーを右クリックすると現れる【Re-Pitch】【Fade】【Jump】を覚えておくと後々役に立つかも。
遊んでみよう
Acoustified Kit 15でビートを、Electric Guitarでメロを作成。
Electric GuitarにDisharmonicsを挿し込みます。
余談ですが、Live9に入ってるGuitarの音色はそのまま使うとお世辞にもGuitarらしい音とは言えません。。。
Guitarらしい音にするにはエフェクトなどの色付けが必須です。
生音そのままのようなGuitar音が欲しい場合は、個人的にはサンプリング音源の導入をおススメします。
On/Off
まずは素の音から。
次にプリセットそのままの音を。
わかりやすくエフェクトがかかりますね笑
単調なフレーズがやや幻想的なフレーズになりました。
Dry/Wet
ではDry/WetをグリグリしてオートメーションRecしたものを。
途中、ディレイが消えるのはDry/Wetを0%にしたからです。
サンプルってことで0%まで下げましたが、実際に使うときは20~90%程度の間をグリグリするのが僕的には好みかも。
使いどころ
飛び道具のような驚きは少ないので、メインとなるフレーズに薄くかけて存在感を増すとか、曲に厚みを出すための裏メロにかけるとか、隠し味的な使い方が良さそうですね。
例えるなら、お汁粉を作るときの塩みたいな。
‡ポイント‡
隠し味的なエフェクトながら、存在感を出せる
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