Track Makeのたびに新しいエフェクトを試してるつもりなんだけど、目に入らないのも多々あるようで。
見慣れない単語には反応が遅れるんでしょうか。
今回はいまさら気づいたエフェクトです。
Dezent
ローパスとハイパスフィルターとディレイの合わせ技エフェクト。
L(左)とL+RとR(右)のそれぞれにFilterをかけ、それにDelayをかけ、さらにDelayからのフィードバックにFilterをかける、という流れになってるようです。
公式マニュアルはこちら。
⇒https://www.ableton.com/ja/manual/live-audio-effect-reference/#filter-delay
ま、難しいことはさておき、まずは使ってみましょう。
居場所
Audio Effects⇒Filter Delay⇒Dezent
意味
Filter Delay:FilterとDelayの組み合わせ
Dezent:渋い(ドイツ語) カタカナ読みだと「ディーゼント」らしいです
重要なつまみ
Dezentに関しては黒窓(X-Yコントローラー)でしょうねぇ。
他のつまみをいじっても面白いですけど、黒窓をいじるのが一番わかりやすいかと。
遊んでみよう
Acoustified Kit 05でサクッとビートを作成。
Kick、H.H、Shaker、Snareを2種類使いました。
まずは素の音から。
Snareの1種類にだけDezentを差し込みます。
Filterが掛かるので音色が変わり、Delayによってちょっと余韻が生まれました。
Filter Delayが面白いのはLとL+R、Rの3つにラインが分かれているところです。
左とセンターと右のそれぞれの音をいじれるんですね。
それはいじらなきゃいけませんよね笑
2小節目と4小節目の4拍目のみLのFilterを動かしました。
L(左)だけ音が変わるのがわかりますか?
Snareのトラックを増やしたわけでもないのにSnareが増えたように感じます。
これはお得です笑
使いどころ
Filterでのローパス・ハイパス設定とDelayのかかり具合を上手くやれば、オールマイティで使える気がします。
サンプルで作ったフレーズで言うならShakerにかけても良さそうですよね。
音が薄い気がするからと言って音数を増やすと曲がぼやけるというスパイラルに陥りやすく、こういうエフェクトで広がりやアクセントを付ける方が良い結果を生むことが多い・・・というのが僕なりの経験則です。
‡ポイント‡
FilterのDelayの設定にこだわる。
L、L+R、Rの3つで遊ぶ。
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