音にふくらみを持たせるために【Pan(定位)を動かして左右に広げる】という方法があります。
僕はSynthとかに使ったりすることが多いんですが、今回はビートに掛けてみます。
ていうか、よくわからずにビートに使ったら『面白いな』と思ったんで笑
Copycat
公式マニュアルはこちら。
⇒https://www.ableton.com/ja/manual/live-audio-effect-reference/#auto-pan
居場所
Audio Effects⇒Auto Pan⇒Copycat
意味
Auto Pan⇒自動の定位
Copycat:人真似をする人。ちょっと見下したニュアンスがあるので、日本語だと「猿真似」みたいな感じかも
重要なつまみ
例のごとく、どれも重要なんですが効果がわかりやすいのは
- Rate
かな~と思います。
【エフェクトがかかる速度を調整するつまみ】という認識でよろしいかと。
遊んでみよう
Acoustified Kit 04で簡単なビートを作ってみました。
使ってるのはKickとSnareとH.Hの3点のみ。
全部センターだと音がにごるので、KickをセンターにしてSnareとH.Hを少し右に振ってます。
そのまま聴くと、こんな感じ。
で、H.HにCopycatをインサートするとこんな感じ。
スピーカーで聴いて『よくわからない』って場合はイヤフォンやヘッドフォンで聴いてみてください。
H.HのPanが右から左へ、左から右へと動いてます。
Rate
プリセットそのままなので【02CopycatOn】のRateの値は1/2です。
1/2が意味するところは【2分音符が1つ】。
Panの動きが2拍で1回りってことです。
これだと安定しすぎてちょっとつまらなかったのでRateを3/8、つまり8分音符3つで1回りという設定にしてみました。
ちょっとトリッキーで僕は好きです。
使いどころ
SynthだろうがDrumだろうが、何にでも使えるエフェクトだと思います。
『音数を増やしたくないけど奥行きを足したい。でもリバーブやディレイは飽きた』なんてときにも使えるかな。
‡ポイント‡
RateをいじればPanの動きが変わる
コメント