Live9にはいわゆる普通のCompressor(コンプ)もありますが、今回はGlue Compressorです。
コンプって基本的なエフェクターでありながら、なかなか使いづらいというか奥が深いですよね。
そんなときは、まずはプリセットから手をつけてはいかがでしょ?
Bass - low extender
公式マニュアル
居場所
Audio Effects⇒Glue Compressor⇒Bass - low extender
意味
- glue:接着剤
- compressor:圧縮ポンプ
- low:低音
- extender:伸ばす(人) 延ばす(人)
【糊のようにミックスをまとめる】のでGlue compressorという名前らしいです。
Ableton公式サイトにチュートリアルがあったので、興味がある方はそちらもどうぞ。
ビデオもありますが英語です。
https://www.ableton.com/ja/blog/working-live-9s-new-glue-compressor-new-tutorial-dubspot/
重要なつまみ
けっこう多機能なコンプみたいですね。
各トラック単体で使うよりも、マスタートラックやグループトラックで使用するようにデザインしているそうです(公式マニュアルより)。
つまみの数が通常のコンプより多いのはそれが理由かな。
- Threshold(スレッショルド):圧縮の開始位置を設定
- Makeup:コンプレッションにより生じるレベルの低下を補正
この2つを今回は重要なつまみとして扱いますが、例のごとく他のつまみも重要です。
遊んでみよう
Acoustified Kit 18でビートを作り、Bassを弾いてRecしました。
Bass - low extenderは、BassトラックとMasterトラックにそれぞれ差し込んでみました。
On/Off
まずは、なにはなくとも素の音から。
次にBass - low extenderをBassトラックのみOnにします。
次はMasterトラックのみOn。
BassトラックでOnってのも悪くないですが、MasterトラックでOnにした方がよりイイ気がします。
全体がまとまるというか、スネアもいい感じで前に出てくるのでビートも立ってますよね。
ちなみに両方Onにしたものも試してみましたが、うっとうしいと言うかしつこい感じがしたので却下です。
Threshold/Makeup
では少しだけ重要なつまみをいじってみましょうか。
エフェクトのつまみって、意味を覚えることも大切ですが、結局は触ってナンボだと思います。
Threshold/Makeupの2つをイジッて、今回はこんな設定にしてみました。
BassトラックのはOffにして、Masterトラックに差し込んだものをOnにしてます。
使いどころ
コンプってEQの次くらいに使用頻度が高いんじゃないかと勝手に思ってるわけで。
実際【EQで整えてコンプで持ち上げて】みたいな使い方を僕はよくやります。
で、このコンプですが、非常に使いやすいし高機能だと思います。
今後はこのコンプがメインになるかも。。。
‡ポイント‡
Masterトラックに入れるだけでも音がまとまる・・・かも
コメント