音楽というものにおいて【コード】は必ずしも必須ではありません。
が、Bassistにとってコードは必修科目の1つです。
もちろん、コードを理解してなくてもカッコいいベースラインを産み出す人は多くいます。
かと言って、コード譜をまったく読めないBassistは・・・重宝はされませんねぇ。
【ベースラインの作り方】を主軸に記事を書くカテゴリー。
具体的な作り方よりも、Bass弾きの考え方とか頭の中を覗く視点が多いかも。
コード≠和音
さて、コードの基本的なことを知るところから始めます。
いろんな教則本等で『コードは和音です』って書かれてるんですが、これ、必ずしも正解ではないと僕個人は思ってます。
特に、ピアノやギターなどの和音と関わりが深い楽器をやっていないBassistにとっては誤解を招きかねない、と。
僕個人的には【コードは和音の1種】って方がしっくり来ます。
音を2つ以上重ねれば
2つ以上の音を同時に鳴らせば、それは【和音】と呼ばれます。
和音の響きが心地良かろうが悪かろうが、和音は和音です。
この和音がコードと呼ばれる場合もありますが、呼ばれない場合もあります。
ここが先述の誤解の素でもあるんですが、まずは『そういう場合もあるんだ』と丸呑みしちゃいましょう。
後々、理解できると思います。
和音じゃないコード
【アルペジオ】と呼ばれる奏法があります。
日本語では【分散和音】と言います。
コードを構成する音を1つずつ演奏する奏法のことです。
先の音の余韻を生かしつつ次の音を演奏する奏法なので聴感上は完全な単音ではありませんが、かと言って和音とは言えません。
ですが、この場合も【コード】扱いされることが普通です。
結局、コードって?
ダラダラ書き続けても仕方ないんで、そろそろ結論を書きますか。
ただの和音とコードの差は【曲の印象を左右する力が有るか否か】って感じでしょうか。
コード感がしっかりしている曲中での和音は、コード感を強めるか、あるいはしっかりしたコードの中での遊びに聴こえます。
これは理論的な話ではなく、聴感上の話になります。
よって、人によって聴こえ方は多少異なります。
実際、有名なスコアブック(たくさんの譜面が載っている本)であっても、本によってはコードの表記が違う場合があります。
採譜した人によって聴こえ方が変わるんだから、ありえる話ですよね。
同じ和音でもコードの表記が変わる場合もありますし。
ずいぶん抽象的ですが、音楽は理論だけでは割り切れないものですから、最初はこれくらいの理解がちょうどいいかなと。
コードの概念や考え方は、音楽と関われば自ずと深まりますから。
まずは【曲の印象を左右する力が有るか否か】を一応の判断基準としておけば、コードの勉強に入りやすいと思います。
で、コードについては1回で書き終えられるようなものでもないので、しばらくこのテーマが続きます。
‡ポイント‡
コードと和音は似て非なるもの
曲の印象を左右する力が有るか否かが重要
レッスン、お請けします
このブログを書いている僕(akim)はベースのレッスンもやっています。
バンド生まれバンド育ちで、メジャー在籍バンドのBass担当にもレッスンしていたakimが実践的なベースを教えます。
あなたの『ここが知りたい!』を知れるレッスンです。
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