今回のAbleton Meetup Tokyoは【Year-end Edition】。
ひらたく言えば【忘年会】的なw
akimの初プレゼン、もはや年末恒例のOnodera Yuiさんの登壇、KoyasさんによるLoopレポというラインナップ。
『Ableton Meetup Tokyo(略称 AMT)って、いったいなんなの??』という方、まずは過去のAMTレポートをお読みください。
Ableton Liveユーザーのみならず、音楽制作に関わっているのであれば興味出ること間違いなし。
過去のAMTについてはこちらから↓
前置き
前置きはほぼ定型です。
本編が気になる方は本編Vol.22に飛んじゃってください^^
Ableton?
今までのAbleton Meetup Tokyoもお読みいただくとして、まずは基礎知識。
【Ableton】とは【Live】というDAW(音楽制作ソフト)を作っているメーカーです。
Liveは動作が軽く、直感的な操作が可能なので世界中のTrack makerやDJ/パフォーマーなどに愛用されてます。
その中でも、Abletonに知識・技能を認められた方々をAbleton Certified Trainer(Ableton認定トレーナー)と呼びます(自分で言うの、ちょっと恥ずかしいけどw)。
手前味噌ですが、俺がやってるユニット【風雷坊=FuRaiBou=】のYoutubeチャンネルでAbleton Certified Trainerについて話してるんで興味ある方はご覧をば。
(ついでにチャンネル登録してくれたら喜びます笑)
Ableton Meetup Tokyo
Ableton Meetup Tokyo(略称AMT)とは
が共同オーガナイズしているイベントです。
周囲を
が実動部隊として、
が写真撮影として固めてます。
転換タイムはDJが音楽を流してくれます。
今回は
(順不同・敬称略)
イベントの目的は
Abletonユーザーを横断するコミュニティーの構築
です。
簡単に言うと【Abletonユーザー同士、友達になろうよ】的な。
公式Facebookページもチェック!
イベントは、基本的に【Ableton Liveの使い方のプレゼン⇒Q&Aタイム】のように進みます。
回によってはパネル・ディスカッションなど、濃ゆ~~~いトークが聴ける場合もあります。
そして、実はお客さんのすべてがAbletonユーザーではないのです。
『Abletonをススメられた他DAWユーザーさん』とか、『音楽制作を始めたいんだけど、よくわからない』とか、いろんな方がいらっしゃいます。
そもそも【Ableton Liveのプレゼン】ってのは基本であって、Ableton Liveに限らず【音楽制作】をするのであれば必ず役立つようなプレゼンも多いんです。
さて、長い前置きはここまで。
いよいよ本編。
Vol.22 Year-end Edition
まずは当日のメニューから。
- 「バンド脳で扱うセッションビュー」by akim
- 「環境デザインとしてのアンビエント」 by Yui Onodera
- 「Loop 2018 Report」by 食品まつり, Koyas Moderator:CD HATA
バンド脳で扱うセッションビュー
まずは、僕、akimのプレゼンから。
ん~~、登壇した本人がレポブログを書くのもややこしい気がしますが笑
ま、いいか。
プレゼンのメインテーマは【セッションビュー】。
AMT初、Bassを弾きながらのプレゼンです。
このプレゼンで一番伝えたかったのはセッションビューは自由ってこと。
セッションビューって良く出来てると思うんだけど、一般的なDAWで見かける【時間軸に沿って音が流れる画面】、つまりAbleton Liveで言う【アレンジメントビュー】とあまりに違うために『どう使えばいいのかわからない』と言う声を小耳に挟んでまして。
それに、曲作りって必ず完成させなきゃいけないものでもないからねぇ。
バンドに提案する新曲もあれば、自分用にストックしておくもの、あるいはもらった曲にアレンジを考える、などAbleton Liveを使ったからと言って作品として完成させる義務はないわけで。
もっと気軽に曲作りの一環というか、ワークフローの中の1つの段階として使えばいいのにというのは前から思っていたので、いい機会かと思って【セッションビューってこんな風に使えるよ】というお話をさせてもらいました。
実際、楽器を弾きながらアレンジやアプローチを考えるのって、アレンジメントビューよりもセッションビューの方が楽だと思ってまして。
2小節のビートパターンをひたすらループさせつつ、それを聴きながら気に入ったフレーズが出てくるまでRecしながら弾き続けるとかもセッションビューなら簡単に出来るわけで。
さらに、Rock系だとよく出てくる【シンコペーション】、つまり【クッてるリズム】も一手間かかるとは言えどちゃんと対応出来るし。
ダミークリップを使えば、エフェクトのいろんなパターンを試すことも可能。
例えるなら
セッションビューは真っ白な画用紙
です。
いいのが思いつくまで、気の向くまま線や絵を描いてください。
描いてさえいれば、聴き直してからのブラッシュアップは好きなだけ出来ますから。
大丈夫。
Ableton Liveは文句を言いません。
自身の創作意欲が尽きるまで、Ableton Liveはずっと付き合ってくれます。
環境デザインとしてのアンビエント
お次は【Yui Onodera】さん。
3年連続で年末に登場・・・かな?
正直に言います。
この方のレポは難しいです(-_-;)
なぜなら、Ableton Live・・・というかDAWを使ってのTipsではなく、もっと根底の【音楽におけるインスピレーション】というか【音楽に対しての姿勢】についてのお話だからです。。。
そうは言っても書かないわけにもいかないので(^^ゞ、 akimが気になったワードを軸に頑張って書いていきます。
Onoderaさんの話の中にはもっと具体的な例も登場するんですが、いかんせんakimにはインスピレーションの元となるワードをメモすることが精一杯。。。
その辺はどうかご容赦を。
音の視覚化
【音】という【耳】で聴くものを、【目】で見よう。
それが【視覚化】です。
(おおげさに書いてるけど、そのまんま)
まあ、言葉で言うのは簡単だけど、実際にやってみるとなると難しいよね。
単純に言うならDAWで目にする【波形】も音の視覚化ではあるんだろうけど。
最近で言うとインスタレーションとかも音の視覚化の1つかなぁ。
音を通じたUXが大事
UXとは【User Experience】の略です。
【ユーザーが得られる体験・経験】ってことですね。
ここで言うのは【音を通じて体験や経験を得られるように】ってことでしょうか。
akimの解釈を言うなら。
音って記憶と密接に結びつくわけで。
ある曲を聴いたら風景や感情が脳裏によみがえるってこと、akimだけじゃないでしょ?
これもある意味【UX】かと。
先に書いた【音の視覚化】と合わせると、音からのUXは激増するよね、きっと。
シーオルガン
【音の視覚化】と【UX】をふまえて。
Onoderaさんが紹介してくれたのが【シーオルガン】。
シーオルガンとは
海の波によって生み出される水の流れが、巨大な大理石製階段の下に設置した管の中を通ることで圧縮された空気が押しだされてくることを利用した、創作楽器
https://ja.wikipedia.org/海のオルガン
です。
動画で観るとこんな感じだそうで。
建物を楽器にするっていうのは、なんというか、すごい発想だよね。
Onoderaさんからの補足
当日、OnoderaさんのPCが不調で紹介しきれなかった映像や資料があったとのこと。
FacebookのAMTイベントページに投稿してくれました。
ここにも貼り付けておくので、観てみてくださいね^^
状況(環境)が奏でる不定形の音環境
空間(環境)特性の顕在化
こちら、シーオルガンについて書かれてます。
音環境に対する心理/生理的改善+サウンド・ブランディング
おススメ書籍(洋書)
Loop 2018 Report
登壇するのは、Loopにも登壇した【食品まつり】さんと【Koyas】さん。
Moderatorは【CD HATA 】さん。
そもそも【Loop】ってのは。
ざっくり言うと【AMTの世界版】みたいな。
【Abletonが主催する世界規模のMeetup】ってとこでしょうか。
世界中からクリエイターが集まるそうで。
行ってみたいんですけどねぇ。。。
音楽を作ることはコミュニティを作ること
いろいろ話が出たんだけど、気になったワードが【音楽を作ることはコミュニティを作ること】です。
Loopで行われたカンファレンスの中で出てきた一言だそうで。
曰く【音楽の本質は楽器を練習したりDAWの前に座ることではなく、コミュニティを作ること】なんだとか。
この言葉、捉え方は人それぞれかもですねぇ。
個人的には【音楽は人に聴いてもらってナンボ】と思ってるので【コミュニティを作ること】というのは言い得て妙というか、なんというか。
ちなみにLoopはすべて英語でおこなわれるそうで。
食品まつりさんは英語はからっきしなので『Google翻訳でどうにかした』んだとか。
これくらい肝っ玉が据わってると見える世界も違うんだろうなぁ、みたいな。
今回のAbleton Meetup Tokyoレポは以上です。
Vol.22はAbleton LiveのTipsよりも【インスピレーションを得る】ための話が多かったですかね。
まぁ、そもそもAMTはMeetupであって、勉強会ではないんでね。
こういう回もありますよ^^
レッスンという選択肢
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