K-MIXをミキサーとして使う~バンドマンこそAbleton Live

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バンドマンこそAbleton Live

K-MIXってホントに多機能で高性能なんですよね。
なので、全体を同時に把握するよりも、使いたい機能ごとに把握した方がたぶんわかりやすいかと(経験談)。
この記事ではK-MIXをミキサーとして使う方法を書きます。

Ableton LiveっていいDAWなのに、なぜかバンド周りにユーザーが少ない。
ちょっと悔しいので、バンドマン向けに役立ちたくてAbleton Live講座もやってます。
記事を書いてるakimはAbleton認定トレーナーです。

Ableton認定トレーナーロゴ
主要機能を備えた低価格版 ー 16トラック、5GB以上のサウンドを収録
38GB以上の音素材と、一部のインストゥルメントとエフェクトを搭載したLiveのフル機能モデル
71GB以上にも及ぶ多彩な音素材と、LiveおよびMax for Liveすべてのインストゥルメントとエフェクト搭載した最上位モデル
Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

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Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

Ableton Live講座動画のアプリ作りました。

K-MIXって何ぞや?

K-MIXとは、Keith McMillen Instruments(略称KMI)から販売されてる【オーディオI/O兼フィジコン兼ミキサー】です。
非常に多機能で高機能です。
が、思ってる以上にコンパクト。
手元に届いたときに『え?マジで??』と思ったのは事実です。

だって【23.4 x 16.8 x 3.81cm/730g】ですからね。
2in2outの一般的なオーディオI/Oだって1kg近くありますよ?
K-MIXは【8in10out】なのに、よくもまあこんなにコンパクトに。。。

日本ではパール楽器さんが代理店です。
日本人にとっては嬉しいことに、パール楽器さんが代理店になってから日本語マニュアルとかが充実して、以前に比べて格段に使いやすくなりました。
これだけの高機能の機材を英語マニュアルだけで使いこなすのはハードル高過ぎですから(;^_^A

K-Mix Audio Interface Digital Mixer & Control Surface | Keith McMillen Instruments
K-Mix is a ultra-accurate audio interface, programmable digital mixer and MIDI control surface from Keith McMillen Instr...
K-MIX | Keith McMillen Instruments
◆ K-MIX 取扱説明書(英語版)  ※PDFファイル 7.19MB ◆日本語対訳Kmix 取扱説明書(前半:ハードウェア部分) ◆日本語対訳Kmix 取扱説明書(後半:ソフトウェア部分) kmix-mixing-quickstart
8イン&10アウトのオーディオインターフェイスとプログラム可能のミキサー、そしてMIDIコントロールサーフェスまで備え、シンプルを究めたデザインにより優れた耐久性を誇る次世代デバイス
主要機能を備えた低価格版 ー 16トラック、5GB以上のサウンドを収録
38GB以上の音素材と、一部のインストゥルメントとエフェクトを搭載したLiveのフル機能モデル
71GB以上にも及ぶ多彩な音素材と、LiveおよびMax for Liveすべてのインストゥルメントとエフェクト搭載した最上位モデル
Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

動作環境

動作環境は

  • Windows10 + Ableton Live11 Suite
  • Macbook(Big Sur)+ Ableton Live11 Suite

の2つで確認しています。

基本的にWindows機で制作等を行い、Macbookは出先でのRecやライブパフォーマンス等に使う感じです。
出先でも使うのでMacでも動作確認していますが、基本はWindows環境下でのブログになります。

ミキサーとしてK-MIXを使う場合はスタンドアローン(K-MIX単体)で使えるので、PCの出番はあまりないかもしれません。
が、中にはエディターでしか編集できない項目もあるので、そのときはPCの登場です。

質問や問い合わせは、当然ながら公式サポートがおススメ。
以下からどうぞ。

Just a moment...

Ableton Liveに重きを置く質問であれば、僕でもわかるかもですが。
その際は以下からお願いします。

下準備

下準備がまだの場合は、以下のページを参考にして下準備を済ませてください。
その方が、より理解しやすいかと思います。

K-MIXを準備

K-MIXはオーディオI/Oとしても、フィジコンとしても使えますが、スタンドアローン(単体の)ミキサーとしても使えます。
【8in10out】ですからね、こじんまりしたLiveカフェとか、ちょっとしたイベントとかだったら出来ちゃうんじゃないかな。

電源

では、使うための準備をしましょう。
ミキサーをスタンドアローンで使う場合はUSBではなく、同梱されてるアダプターを使ってコンセントから電源を取りましょう。
アダプターは国によって使い分ける必要があるので複数入ってます。
日本用のを取り付けてくださいね。

コンセントにつないだら、電源をオンにします。

接続する

入力

フォーンあるいはキャノン接続の場合はInput1,2を、フォーンであればInput3~8に接続します。
コンデンサーマイクはInput1,2のみ使えます。
Key等のラインレベルの楽器はInput3~8がおススメです。

入力の細かい話は先に書いた【K-MIXをオーディオI/Oとして使う】を参考にしてください。

ステレオペア

接続する機器によっては、ステレオ入力扱いしたいものもありますよね。
そんなときには、ステレオペア機能を使いましょう。

【Main】ボタンが点灯した状態で【Shift】ボタンを押しながら、ステレオペアにしたいチャンネルの上にあるロータリーを押します。

たとえば、チャンネル1と2をステレオペアにしたい場合は、一番左のロータリーを押せばOKです。
(回すのではなく、押すのが大事)
ステレオペアになると、ロータリーに赤い印が点灯します。
それぞれのロータリーは【1と2】【3と4】【5と6】【7と8】に連動しています。

ステレオペアを解除したい場合は、同じ手順で操作すればOK。

出力

K-MIXにXLR出力は搭載されてないので、本体背面のOutputから音を出力しましょう。
フォーン端子を使って、1と2に接続するのがシンプルかと。

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38GB以上の音素材と、一部のインストゥルメントとエフェクトを搭載したLiveのフル機能モデル
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Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

入力して出力

ミキサーと言っても幅広いですよね。
K-MIXの持つ機能は【小さめのリハーサルスタジオ】とか【こじんまりしたライブカフェ】とかにあるミキサーと同程度と考えていいと思います。
当然ながら、通常のミキサーと同様にリバーブとかEQも使えます。

使い方の基本的な部分は、K-MIXをオーディオI/Oとして使う場合と非常によく似ています。
こちらも参考にしてみてください。

入力ゲイン

【Trim】ボタンを押し、各チャンネルのフェーダーを上下することで入力ゲインを調整します。

出力ボリューム

K-MIXのOutput1,2からの出力系統は【Main】系統ということになります。
なので、K-MIXのMainボタンを押して、Masterフェーダーを調節して出力ボリュームを決定してください。

各トラックのボリューム

各チャンネルのフェーダーを上下することで調整します。
簡単に言うと、普通のミキサーとおんなじです。

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38GB以上の音素材と、一部のインストゥルメントとエフェクトを搭載したLiveのフル機能モデル
71GB以上にも及ぶ多彩な音素材と、LiveおよびMax for Liveすべてのインストゥルメントとエフェクト搭載した最上位モデル
Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

Mute / Solo

チャンネルのMuteやSoloモードは覚えておいた方が何かと都合イイですよね。

Mute

【Shift】ボタンを押しながら、フェーダーの最下部を押します。

Solo

【Shift】ボタンを押しながら、フェーダーの最上部を押します。

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38GB以上の音素材と、一部のインストゥルメントとエフェクトを搭載したLiveのフル機能モデル
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Ableton Pushは、ほかのものに気を取られることなく、表現力豊かな演奏、制作、パフォーマンスするための楽器です

内蔵エフェクトを使う

エフェクトの使い方も知っておくべきですよね。

Bypsボタン

Bypsは【Bypass(バイパス)】の省略形です。
つまり、エフェクトを通さずに出力するボタンになります。

たとえば【EQボタン】を押して、EQモードに入りましょう。
Bypsボタンを押したままの状態でチャンネルボタンまたはMasterボタンを押すと【緑←→赤】と入れ替わります。

緑の状態がエフェクトがかかる状態。
赤の状態がバイパス、つまりエフェクトがかからない状態になります。

エフェクトを使うときには、エフェクトをかけたいチャンネルを緑にするのを忘れないように。

EQ

EQモードに入ってるので、このままEQをいじりましょうか。

まずはEQをいじるチェンネルを決めます。
いじりたりチャンネルボタンを押して赤から緑に変えてください。
MasterボタンでもOKです。
緑にしたチャンネルのEQをいじることが出来ます。

ロータリーは、左から【Low】【Mid】【Mid Freq】【Hi】となってます。
この辺は通常のミキサーやアンプのつまみと同様ですね。
ロータリーを指でくるくるすれば、Lowが削られたり、Hiがブーストしたり、MidをLow寄りにしたりHi寄りにしたり出来ます。

EQ + Shift

EQモードに入った状態でShiftボタンを押しっぱなしにすると、EQの周波数ポイントを細かく設定出来るようになります。
一番左はLowの周波数ポイント、右から2番目はMidのQ(周波数の幅)、一番右はHiの周波数ポイントになります。

Comp

Comp、つまりCompressor(コンプレッサー)です。
Compモードに入るには【Comp】ボタンを押します。
モードに入ったら、チャンネルあるいはMasterを選択します。

Compの設定自体はロータリーを使います。
左から【スレッショルド】【レシオ】【リリース・タイム】【メイクアップ】です。

Comp + Shift

Shiftボタンを押すと、右から2番目のロータリーで【アタック・タイム】を設定できます。

Gate

Gate、つまり設定した音量を下回る音は通さないエフェクトですね。
不必要なノイズをカットするときなんかに使うエフェクトです。

【Gate】ボタンを押してGateモードに入り、チャンネルまたはMasterを選択します。
設定はロータリーでおこないます。
左から【スレッショルド】【アタック・タイム】【リリース・タイム】【ゲイン・リダクション】となります。

Shiftボタンとの組み合わせ操作はありません。

Verb

Verbモードは【Reverb(リバーブ)】を設定します。
K-MIXのVerbモードは、DAWで言うところのリターントラックに準備されてるものになります。
一般的なミキサーと同様ですね。

まずは【Verb】ボタンを押してリバーブモードに入りましょう。
次にロータリーでリバーブの設定をします。

ロータリーは左から【プリ・ディレイ】【ダンピング】【ディフュージョン】【ディケイ】を操作します。

センドの量は各チャンネルのフェーダーで決めます。
同時に、Masterフェーダーではメインの出力(Output1,2)に送るリバーブの量を決めます。
なので、仕組みとしてはMasterフェーダーを上げないと、いくら各チャンネルのフェーダーを上げてもリバーブの恩恵は得られません。

イメージとしてはDAWのリターントラックのフェーダーを上げないと意味が無いのと近いかな?

Pan

Pan、つまり定位ですね。
右から聴かせるのか、左から聴かせるのか、遠くから聴かせるのか、近くから聴かせるのか、ってことを決める操作です。

K-MIXには【通常のパン】と【サラウンド・パン】があります。
サラウンドというのは5.1chとか7.1chとかってやつですね。

通常のパン

【Pan】ボタンを押してPanモードに入ります。
チャンネルを選択して、ロータリーでPanを設定します。
ロータリーは左から【Main】【Aux1】【Aux2】【Aux3】のPanになります。
つまり、出力系統それぞれにPanの設定が出来るってことです。
・・・ホント、このコンパクトなボディで高機能だなぁ。

サラウンド・パン

【Shift】ボタンを押しながら【Pan】ボタンを押します。
Panモードに入った状態でも、入ってない状態でも、どちらでもOK。
通常のPanに戻るときも、【Shift】ボタンを押しながら【Pan】ボタンです。

ロータリーをサラウンド・パンとして使うには、K-MIXエディタでの設定が必要になります。
マニュアルの113ページ【5.2.3 サラウンド・タブ】を参考にしてください。

使い方まとめ

エフェクトごとに使い方を書きましたが、基本的にはボタンを押してエフェクトのモードに入り、チャンネルセレクトボタンでチャンネルを選択。
ロータリーで各パラメータを操作。
場合によってはShiftボタンを使って、もっとパラメータを操作。

って感じです。
パラメータはロータリーの下にある小さいランプが光るのでわかるかと。

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シグナルフロー

K-MIX内の音の流れは以下のページの【Signal Flow】からダウンロード出来ます。
ちょろっと使うだけなら詳しく知る必要は無いと思いますが、使いこなす場合には一読(一見?)した方がいいかも。

Downloads | Keith McMillen Instruments

ミキサーとしての使い方をザっと書いてみました。
これで、基本的な使い方は出来ると思います。
【基本的な】ってわざわざ書いたのは、もっと【踏み込んだ】使い方も出来るので。
ただ、そこまで書くと記事が取っ散らかりそうなので、ここまでにしておきます。

『K-MIXをどう使うか』ごとにブログで解説してます。
参考になればいいんですが。。。

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