Ableton Live独自のUI(画面レイアウト)であるセッションビュー。
他DAWから乗り換え組みにとって『?』となるであろうこの画面。
慣れればものすごく使いやすいんだけど、戸惑うのもわかります。
それぞれを細かく説明する前に、まずは『こんな感じなんだ』って思ってもらえたらな、と。
セッションビュー機能
セッションビューの見た目はこんな感じ。
エクセルのようなマス目が並び、ここにクリップ(音素材)を格納します。
で、その下にはミキサーがついてます。
Ableton Liveではオーディオ・MIDI問わず、Ableton Live上にある音楽素材(メロディ・ドラムパターン・ベースラインや曲などなど)をクリップと呼ぶことを覚えておくといろいろ便利。
トラック
縦列はトラック。
下のミキサーでコントロールするので、音量やパンなどの設定がすべて反映します。
トラックには
- オーディオデータを入れるオーディオトラック
- MIDIデータを入れるMIDIトラック
の2種類があります。
シーン
横列はシーン。
セッションビューの一番右の縦列にある三角をクリックすればシーンにあるスロットを同時に再生します。
止めるときは、その三角の下の方にある四角をクリック。
シーンごとにテンポと拍子の設定が出来るので、テンポや拍子にとらわれることなくクリップを配置出来るのもセッションビューの強みの1つ。
シーンもクリップ同様にドラッグ&ドロップでアレンジメントビューにコピー出来ます。
スロット
マス目のことをスロットと呼びます。
スロットにはオーディオデータやMIDIデータを入れられます。
ループ素材などの手持ちデータをドラッグ&ドロップで入れることも出来るし、スロット内にオーディオRec、あるいはMIDI打ち込みも出来ちゃいます。
Live9からはエンヴェロープ(オートメーション)も書き込めるので、さらに作りこめるようになってます。
スロットにあるクリップはドラッグ&ドロップでアレンジメントビューにコピー出来るのも便利なところ。
メリット
セッションビューでTrackmakeするメリットは
- パターンを試せる
- クリップ単位で作りこめる
- 曲構成の管理が楽
辺りが大きなところかと。
パターンを試せる
たとえばトラック1の1番上のスロットに打ち込んだドラムパターンに合うベースラインを考えるときって、何パターンも弾いて試したりしますよね?
その試したラインを全部Recしておくことも可能なのです。
MTRで言うバーチャルトラックみたいな使い方が出来るって、パターンをいくつも考えるときに便利でしょ?
クリップ単位で作りこめる
クリップにはオートメーションが書き込めます。
フェードインさせたり、左右に振ったり、エフェクトの効き具合すらもOK。
アレンジメントビューでも当然ながら同じことが出来るんだけど、同時に鳴らすクリップの組み合わせをセッションビューだといろいろ試せるってのが強み。
簡単なスケッチのつもりで始めたクリップの作りこみが、勢いづいて本格的なTrackmakeになるのもよくある話。
曲構成の管理が楽
バンド用に曲を創るときって『Intro⇒A⇒B⇒サビ⇒間奏⇒A⇒B⇒Gtソロ・・・』みたいな大体の構成でメンバーに披露しません?
その後『2コーラス目はGtだけにしようか』みたいなアレンジが入る、と。
シーンを使えばこういう曲構成の管理がかなり楽になりますよ。
シーンに名前をつけて管理すればいいだけなんで。
さて。
ざっとセッションビューについて書いたけど、大体はどんな感じなのかわかってもらえましたかね?
使えば使うほど便利さがわかると思うんだけど。。。
レッスンという選択肢
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