打ち込みとはDAWなどの音楽ソフトにMIDIフレーズを入力すること。
これを使わなきゃTrackmake出来ないわけじゃないけど、多くの人は使うよね。
※ショートカットキーの話が出てくるけど、基本的にWin用です。Macだと違う場合があるのでご了承を。
読むのが苦手な方は、最下部に動画があります。
そちらをご覧くださいm(_ _)m
打ち込む
打ち込みには方法がいくつかあります。
- マウスでポチポチ入力
- MIDIコンでポチポチ入力
- MIDIコンでRec的入力
この3つがよくある方法。
熟練者の中にはPCキーボードを駆使して打ち込むタイプもいますが、それはちょっと横に置いといて。
MIDIコンを使うと作業が格段に楽になるのが普通なので個人的にはMIDIコンをおススメするんだけど、ここでは一番基本的な方法である「マウスでポチポチ」、つまりステップ入力について書きます。
MIDIコンについてはまた別の機会で。
MIDIクリップ
ここでは試しにドラムパターンを1つ作ってみます。
まずは下準備として
- セッションビューを開く
- ブラウザからドラムの音色をMIDIトラックにドラッグ&ドロップ
- 空いてるスロットをダブルクリック
これで、空のMIDIクリップ(1小節)が出来上がりました。
そして、画面下でクリップビューを開きます。
ピアノロール
クリップビューを開いたら出てくるこの画面。
MIDIを入力していくこの画面をピアノロールと言います。
(これはどのDAWでもおそらく同じ言い方のはず)
ヘッドフォンマークを点灯させると入力時に音が再生されるので、音を聴きながら入力したい人はここを忘れずに点灯させること。
このマス目に入力していくのが打ち込みです。
PCキーボードの B を押すとマウスカーソルが鉛筆の形になるので、ピアノロールをクリックしていけば打ち込み出来ます。
消したいときは、鉛筆で消したい音をクリックするだけ。
数字
マス目の上に並んでいる数字は小節や拍を意味します。
「2拍4拍にスネアを」なんてときは、この数字を頼りにします。
グリッド
ピアノロールにマス目を表している線のこと。
空クリップ作成時は16分で表示されているはず。
これを打ち込みしやすいように4分にしたり1小節にしたり3連にしたり、と。
ドラムパターン試作
ここではドラムパターンを作るけど、他の楽器でも基本は同じ。
出したい音を入力していくだけ。
間違ったら消せばいいので、好きなように好きなだけやってみればOK。
余談だけど。
「コツ」を知って急激に伸びるタイプもいるけど、コツにこだわりすぎて枠から出られなくなったりする人もいるんだよね。
なので、ここでは基本的なことだけを。
最初だからね。
Kickから
どんなドラムパターンでもいいんだけど、ここではシンプルなRockにしてみます。
ってことで、Kick(バスドラ)は8分で。
- ピアノロール上で右クリック
- 固定グリッドを1/8にする
- 鉛筆で入力
手順はこんな感じ。
ショートカットキーを使って固定グリッドを変える方法もあるけど、一気にショートカットキーを覚える(書く)のは文面が煩雑になるのでここでは右クリックからで。
マウスカーソルを鉛筆にするショートカット B だけはここで覚えちゃうことをおススメ。
お次はSnare
次はSnare(スネア)にしてみましょう。
超シンプルに2拍4拍に入れます。
サステイン(減衰音)も考えて4分音符で。
- ピアノロール上で右クリック
- 固定グリッドを1/4にする
- 鉛筆で入力
H.H
Kick、Snareとくれば次はH.H(ハイハット)ですね。
これまたシンプルに8分で刻みましょう。
- ピアノロール上で右クリック
- 固定グリッドを1/8にする
- 鉛筆で入力
刻みを1つずつ入力するのって面倒ですよね。
そんなときはクリックしたまま横に動かせばOK。
一気に入力出来ちゃいます。
小節を増やす
ここまでで一応は超シンプルなリズムパターンが出来上がりました。
が、この1小節をひたすらループってのも芸が無いですよね。
この1小節を基にして、ちょっと動きがある2小節を作りましょう。
まずはこの小節を倍にしなきゃいけないんですが。。。
いくつか方法はあるんだけど、たぶん一番簡単な方法を。
- Notesブロックにある Dupl.Loop をクリック
これだけ。
これで、最初のリズムパターンを元にした2小節が出来上がり。
ここから手を加えます。
手を加える
ここでは
- 2小節4拍目のH.Hを消去
- 代わりに16分のSnareを4つ
- そのSnareの音量調節
ってのをやってみます。
細かな手順は
- 鉛筆で消したいH.Hをクリック
- 右クリックメニューから固定グリッドを1/16にする
- Snareを4つ入力
- 音量調節したいSnareをALT(Win)/CMD(Mac)を押しながらクリック
- クリックしたままマウスを上下して音量を調節
音量は、ALTやCMDを使わずにピアノロール下に表示されてる○と|を上下に合わせたようなやつを上下させることでも調節できます。
でもこれだと同時に音が鳴ってるときは調節しづらいので、ALT(Win)/CMD(Mac)を押しながらの方が都合いいんじゃないかと。
今回やったことを動画にまとめるとこんな感じ。
ピアノロールではいろんな機能があるんだけど、今回は「とりあえず」ってことでここら辺でひとまず。
PCキーボードの矢印キーや、CtrlやCMD、Altキーなんかを組み合わせる方法については別の機会に。
1回じゃとても書き切れないからね。。。
それと、同じ事をやるにしても方法はいくつもあるのがAbleton Liveらしさの1つです。
自分がやりやすい方法を見つけるのもAbleton Liveを使いこなす楽しさの内、と俺は思ってます笑
レッスンという選択肢
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