記憶が確かなら、セッションビューのクリップにエンベロープが描き込めるようになったのはLive9からのはず。
そして、曲線のエンベロープも書けるようになりました。
ありがとうAbleton Live!
そして、本来の発音になるべく正確に書くと【エンヴェロープ】なんだろうけど、【グルーブ】なのか【グルーヴ】なのかの違い程度なので気にしない。
カタカナで英語の発音を正確に書こうとすること自体が無駄な努力だし笑
エンベロープ
オートメーションのこと。
ボリュームやパン、エフェクトのON/OFF・効き具合などなど、そのトラックに関わるいろんな項目を設定すると自動で再現してくれる便利な機能。
ん?バンドマンには必要なさそう?
いやいや、これを覚えておくといろいろ出来るんだってば。
セッションビュー
セッションビューでの描き方は
- クリップビューを表示
- エンベロープボックスを表示
- エンベロープを描きたい項目を選ぶ
- マウスでポイントを打つ、あるいは鉛筆モード(B)で描きこむ
- 間違ったら【右クリック⇒エンベロープを消去】
これだけ。
鉛筆モードでざっと描いて、その後にマウスで修正ってのが楽かもしれない。
音で聴くとこんな感じ。
ここではPitch Bendをいじってます。
全4小節で、前半がエンベロープ描きこみ前、後半が描きこみ後。
直線ばっかりだとつまらない、って場合は曲線にも出来るよ。
Altキーを押しながらマウスでエンベロープの線をググッと動かせばOK。
『項目がたくさんあってよくわからない!』という場合はとりあえずいじってみればいいんだけど、基本中の基本は
- Volume・・・音量
- Pan・・・左右の定位(右に振ったり左に振ったり)
- Pitch Bend・・・音程(ピッチ)の調整
この辺りかな。
デバイスを追加
インストゥルメンツ(DrumでもPadでもなんでも)を差し込んだら、そのインストゥルメンツで出来る設定はメニューに反映されます。
たとえばKeys(Abstract-MkII)を差し込んだらこんな感じ。
エフェクトも、差し込んだら項目選択メニューにちゃんと反映されます。
たとえばEQ Eightを差し込んだらこんな感じ。
それぞれにエンベロープが書けるので、しっかりサウンドデザイン出来ますね。
アレンジメントビュー
アレンジメントでのエンベロープ設定は
- トラック名の下にあるドロップダウンメニューから設定したい項目を選ぶ
- マウスでポイントを打つ、あるいは鉛筆モード(B)で描き込む
- 間違ったら【右クリック⇒エンベロープを削除】
って感じ。
ドロップダウンメニューの下に○で囲まれた+をクリックすればオートメーションレーンと言って、エンベロープが独立したトラックで視認出来るようになります。
オートメーションレーンは複数追加出来るので、ボリュームとパンとエフェクトのOn/Offを一覧することも可能。
閉じたければ▼をクリックすればOK。
文字でいろいろ書いてるけど、やってみるのが一番早いですよ。
以上がエンベロープの基本操作です。
ボリュームやパンのような基本はもちろん、エフェクトやインストゥルメンツの各パラメーターも設定出来て、さらに曲線も描けることを覚えておくとサウンドデザインが非常に幅広くなる・・・はず。
ちょっとボリュームやパンをいじるだけでも、バンド用に作った新曲のクオリティも上がるしね。
曲のイメージや方向性をメンバーで共有するのも大事でしょ?
さらに、Ableton Liveならではの【ダミークリップ】ってTipsもありますです。
それを使うためにはエンベロープは必須知識。
これを覚えるとベタ打ちしただけのフレーズに動きをつけることが出来ちゃうんです。
ダミークリップについては、次回書きますね。
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