バンドマンこそAbleton Live~オーディオI/Fの選び方<導入編>

バンドマンこそAbleton Live

生楽器をつなぐ・Recするとなったら必須なのが【オーディオインターフェイス】。
文字数が多いので、書くときは【オーディオI/F】または【オーディオI/O】なんて表記されたりします。
安いものは数千円程度から、高いものは100万近くする場合も。

Ableton LiveっていいDAWなのに、なぜかバンド周りにユーザーが少ない。
ちょっと悔しいので、バンドマン向けに役立ちたくてAbleton Live講座もやってます。
記事を書いてるakimはAbleton認定トレーナーです。

Ableton認定トレーナーロゴ

InしてOutする

オーディオI/Fの役割をざっくり言うと

  • 楽器やマイクから入った音を【Input】を通してPC(DAW等)に渡すこと
  • PC(DAW)に入ってきた・入っている音を【Output】を通して音として出すこと

この2つ。

【InputとOutput】の数と、PCに音を渡すときの【音質】によって価格差が生まれる、と思って間違いはないです。
その他の機能や有名メーカーだからとかで、さらに価格に差は出るけどね。

Input

楽器やマイクを挿す端子のこと。
1つの端子には1つの楽器(マイク)しか挿せないので、同時に接続したい数だけ必要になります。

たとえばVoとGtを同時接続したいなら2Inputで十分だけど、DrumのRecに使うとなると2Inputではとても足りないわけで。
Drumセットにもよるけど最低8Inputは欲しいよね。

端子の形状も一応チェック。
GtやBaのシールドはフォーン(フォン)端子と呼ばれる形。

マイクシールドはキャノン(XLR)端子と呼ばれる形。

フォン用のInputにはキャノンを挿せないし、キャノン用のInputにはフォンを挿せません。
ってことで、いまどきのオーディオI/Fは両方挿せる形のコンボジャックが普通。

左にある黒い2つがコンボジャック。フォーンもXLRも挿せるタイプ

Output

出力、つまり音を出すための端子
具体的にはモニタースピーカーなんかをつなぐ端子のこと。

ここで勘違いしやすいのが、スペック表に載ってる【2out】とかって用語。
『Outが2つってことは2系統?モニタースピーカーで1系統、もう1つ何に使う??』
って思っちゃう気持ちはわかるんですが、これは間違い(-_-;)
通常、スピーカーをオーディオI/Fにつなぐ場合は【L用とR用】で2つOutput端子を使うんです。
そうです、【2Out】ってのはスピーカーのためのステレオ1系統でふさがっちゃうんです。

Outの数え方、ホント要注意

あ、ヘッドフォン端子は別勘定になることも多く【2Out】とだけ書いてあってもヘッドフォン端子はちゃんとある場合が普通。

多ければいい?

InとOutは多ければ多いほどいいのかというと、そうとも言い切れず。
先に書いたようにInputとOutputの数は価格に響きます。
使うことのない数の端子がついてるオーディオI/Fを買ってももったいない限り。

とはいえ、いざ使ってみたら『あ、ちょっと足りない』と思い始めることがあるのも事実。
買うときは、数千円プラスして1つ上のランクのものを買うのがオススメ。

Cue out

同期モノのバンドで【お客さんに聴かせるための音】と【メンバーが聴くための音】を別物にしたいことってありますよね?
メンバーが聴く音にはクリック(メトロノーム音)を入れたいけど、お客さんにはクリックを聴かせたくない、とかね。

そういうときに役立つのが【Cue out】という機能。

Ableton Liveの場合の手順がこちら。
ハイリゾリューション DJさんのFacebook投稿をお借りして。。。

【Cue Out】を使いたいときは2Outでは足りません(-_-;)
お客さん用で1系統(2Out)、メンバー用で1系統(2Out)を使うので4Out以上のものが必要になるわけで。
同期モノをやりたい人は要注意ってことで。

その他の機能

ループバック

ゲーム実況とかに代表されるようないわゆる【生配信】ってヤツをするなら必要かな、と。
(あればいいけど必須ではない程度)
PC内で鳴ってる音(ゲームや音楽等)と、自分がしゃべってる声を同時に配信するために使います。
特に、実況中に自分の声だけにリバーブをかけるためとかに使うらしいです。
(akimはやったことがないので知識だけ)

理屈的には空いている出力端子からの音を空いている入力端子に挿し込めばOK、ではあるんだけどループバック機能付きのオーディオI/Fを買ったほうが早いね。

ゼロレイテンシー

楽器をオーディオI/Fにつないで使うとき、調整が必須なのが【レイテンシー】というもの。
単純に言うと【遅延】のこと。

  1. 楽器を弾く
  2. 弾いた音がオーディオI/Fに入る
  3. DAWに届く
  4. DAWから出た音がオーディオI/Fに入る
  5. 楽器を弾いた人の耳に入る

この手順の間に音が遅れていくんですねぇ。。。

オーディオI/Fを使う以上は必ず出てくる問題なんだけど、レイテンシーが無いほうがRec時はすごく助かる。
なので多くのオーディオI/Fでは【ゼロレイテンシー・モニタリング】あるいは【ダイレクトモニタリング】という名前の機能が付いてます。

仕組みとしては、

  1. 楽器を弾く
  2. 弾いた音がオーディオI/Fに入る
  3. 楽器を弾いた人の耳に入る

って感じ。
DAWを通さないのでレイテンシーが発生しないというわけ。

Recにもよく使う、というのであれば【ゼロレイテンシー・モニタリング】は必須の機能。

関連記事、置いときますね。

akimのオーディオI/F

僕の環境では、現在2つのオーディオI/Fが現役です。

1つは据え置きで、自宅作業場で音楽制作をするときに使うもの。
もう1つは、出先でのRecやライブパフォーマンス、プレゼン等の際に持ち運ぶもの。

PreSonus Audiobox iTwo

据え置き用は【PreSonus Audiobox iTwo】が現役。
正確には【PreSonus Audiobox iTwo Studio】を買いました。
Studioには、コンデンサーマイクとモニター用ヘッドフォンが付属します。
ちょうどコンデンサーマイクが欲しかったときだったので、単品ではなくStudioを買ったと記憶してます。

PreSonusらしく、人気DAWであるStudio One Artistが付いてきます。
このエディションは、無料版ではなく製品版
Studio OneはPreSonusの製品ですからね、この辺はこのメーカーの強みかと。

iPadに接続可能ってのはイマドキですね。
MIDI端子が付いているのも助かります。
USB接続が主流だけど、フットスイッチとかはMIDI接続が多いですからね。

akimが普段使っているオーディオI/O。マイクやヘッドフォンが付いたお得なセット

ZOOM U-24

据え置きとしてAudiobox iTwoを使っていて、特に不満はありませんでした。
ただ、持ち出すとなると1つだけ問題が。
Audiobox iTwoは2outなので、同期モノには使いづらいのです。。。

というわけで、持ち出し用にZOOM U-24を購入。
お手ごろ価格の割りに4outだし、MIDI端子も付いてるし。

バンドルソフトはAbleton Live Lite。
公式ページにはLive9 Liteと書かれてますが、今はLive10 Liteが入手出来ます
(Abletonサポートに確認済み)

そもそもの設計思想が持ち出し用なので持ち運びしやすい形になっています。
接続端子のほとんどが上面についてるのもありがたい。
据え置き用途に比べて、持ち出し用は接続から準備が始まりますから。

プレゼンやスタジオでの使用目的で入手。2in4outの優れもの

まとめ

ざっと書いちゃったけど、オーディオI/F選びに必要な知識は以上ですかね。
【音質】とかは気にしすぎなくてもいいと思います。
聴いただけでオーディオI/Fのメーカーを当てられるような人は(ゼロじゃないだろうけど)まずいないでしょうから。

【接続】はUSBが固いよね。
選択肢の数は圧倒的にUSBが優位だし、FirewireやThunderbolt接続が今後発展していくかというとなかなか難しいかと。。。

まずは、

  • Input数
  • Output数
  • CueOutを使うか否か
  • ループバックの有無
  • ゼロレイテンシー機能の有無
  • 予算

この辺りを踏まえて選んでみてはどうでしょうかね。
『そうは言っても、音質は大事でしょ??』
って方は、これに加えて

  • サンプリングレート
  • ビットデプス

も条件に入れましょう。

もっとも、最近のオーディオI/Fはよほど低価格じゃない限りサンプリングレートもビットデプスも必要十分な性能を持ってます。
『よくわからん!!』って方は、スペック表で『○○Bit / ○○kHz』という項目を探します。
○○には数字が入るんだけど、その数字が大きいものを選びましょう。
数字が大きいほど高音質でRecできることを表してるので。

ただし、高音質になればなるほどPCにも高性能を求めることになります。
PCが一昔前の機種だった場合、オーディオI/Fを高音質で使うことが難しくなる場合があることは知っておきましょう^^

レッスンという選択肢

独学・独習だと、壁にぶち当たることがあります。
バンドのようなグループ内にいる場合は仲間からのアドバイスで解決することもありますが、DAWでの楽曲制作は1人でやることが多いので仲間が出来にくいという側面はありますよね。
そんなとき、akimに直接レッスンを受けるという選択肢があります。


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