SoftStep2でAbleton Liveをコントロール~バンドマンこそAbleton Live~フットスイッチ編

バンドマンこそAbleton Live

絶対に楽しい機材のはずなんですよ、この【SoftStep2】って。
ただ、使い方がよくわからない。
日本語のリソースが非常に少ない。
解説してるページや動画を『見つけた!』と思っても、公式サイトの紹介文をほぼほぼコピペしただけのようなモノだったり(-_-;)
ってことは、僕が細かく書いたらお役に立てるんじゃね?的な。

タイトルに【フットスイッチ】って書いてますが、他の呼び方として【フットペダル】とか【MIDIフットコントローラー】とかの呼び方もあります
基本的には同じものだと思ってもらってOKです。

Ableton LiveっていいDAWなのに、なぜかバンド周りにユーザーが少ない。
ちょっと悔しいので、バンドマン向けに役立ちたくてAbleton Live講座もやってます。
記事を書いてるakimはAbleton認定トレーナーです。

Ableton認定トレーナーロゴ
Ableton Live講座動画のアプリ作りました。

SoftStep2って何ぞや?

【SoftStep2】はKeith McMillen Instrumentsの製品です。
(日本ではパール楽器さんが代理店になってますね)

Keith McMillen Instruments | 公式サイト
コンピュータとミュージシャンをつなぐ次世代のMIDIデバイスを擁するイノヴェイティヴカンパニー、キース・マクミラン・インストゥルメンツ。
スマートセンサー技術を搭載した10個のパッドは上下左右のほか圧力をも感知し、最大6つまでの信号を送信することが可能です

どういう機材なのかを簡単に言うと【MIDI信号を足で送るための機材】です。
MIDI信号はUSBケーブル経由でPC等に送られます。

『【足で送る】ということにメリットあるの?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大いにあるんですよ。
GtやBaなど、手をふさがってるときに足で操作が出来るというのは非常に楽。
マウスとキーボードで両手がふさがってるパターンも同様。

別売りの【MIDI Expander】を使えばMIDI端子にも信号が送れるので、MIDIに関するある程度の知識があればMIDI IN端子が付いているヘッドアンプなんかも理論的には操作可能。

MIDIエキスパンダーを使用してMIDI情報の送受信が可能。これによりMIDIエフェクターの操作ができます

Keith McMillen Instruments公式サイトから【Project】と呼ばれる拡張プログラムをダウンロードして使うことも出来ます。

Projects Archive | Keith McMillen Instruments

デモ動画

このブログ記事に書いてある方法を使って設定したSoftStep2でのデモ動画はこちら。

akim is Bassist

前提

前提として。

このブログ記事は『【Ableton Live + Bass + SoftStep2】というセッティングでライブパフォーマンスがやりたい』という視点で書かれています。
これは、【機材の使い方を知りたい】という漠然とした考え方で始めるよりも【〇〇をやりたい】と具体的な考えを持って始めた方がいい結果を得られることが多いという僕なりの経験則からです。

動作環境は

  • Windows10 + Ableton Live11 Beta
  • Macbook(Catalina)+ Ableton Live11 Beta

の2つで確認しています。

今回の手順は

  1. 基本のセッティング
  2. SoftStep2の基本を知る
  3. 本番想定用プリセットを作る

という感じですね。

順を追って試すことで、結果として機材の仕組みを理解することになり、もっといろんなことが出来るようになります。
ま、それらは順次追記することとして基礎知識を軽くお話しておきます。

基礎知識

セッティングについて書く前に、基礎知識をチョロっと書いときます。

大前提として【MIDIは信号】です。
【機器A】から送られた信号に従って【機器B】が動きます。

この信号には

  • CC(Control Change)
  • MIDIノート

の2種類があります。

それぞれをちゃんと説明すると小難しくなるので、ここではサクッと書きます。

  • CC⇒MIDI規格を管理する協会が決めたプリセット的な信号。『このプリセットに従えばメーカーが違うMIDI機器でも困らずにつなげられるでしょ?』って感じ
  • MIDIノート⇒音階。いわゆるドレミ。とはいえ、信号なので音は出ない。Ableton LiveのMIDIマップ機能を使って『C0が届いたらこう動いて。A4が届いたらこう動いて』と、ユーザーが任意で動作を決められる

ってな感じで理解しておけば、とりあえずは大丈夫かと。

セッティング開始

前置きはこれくらいにして、セッティング開始。
まずは、つなぐ前に準備するべきものは準備しておきましょう。

Editorをダウンロード

Keith McMillen Instrumentsの公式ページにアクセスします。
(英語だらけだけど気にしない)

SoftStep 2 USB MIDI Foot Switch & Expression Pedal Controller | Keith McMillen Instruments
The SoftStep 2 USB MIDI Foot Controller from Keith McMillen Instruments gives you unprecedented degree of control over MIDI parameters

画面を下の方にスクロールしていくと【Downloads】のボタンが見つかるので、それをクリックしてリンク先へ移動します。

いくつかダウンロード用のリンクがあるので以下の画像を使って説明すると

  • 青枠⇒Mac OS用Editor
  • 赤枠⇒Windows用Editor
  • 緑枠⇒マニュアル

となります。

マニュアルはEditorに同梱されてるので、ダウンロードするのは【Editor】だけでOK。

ちなみに、説明書は英語です(^^ゞ

日本語版マニュアルが!(2021/5/28)

説明書、パール楽器さんが頑張ってくれたようで日本語版が出来ていました。
(何様目線だ)
こちらからダウンロード出来ますよ。

SoftStep 2 | Keith McMillen Instruments
■ SoftStep 2 取扱説明書 (日本語版) ※PDFファイル25.8MB ◆ SoftStep 2 取扱説明書(英語版) ※PDFファイル 2.35MB ◆

Windowsの場合

ダウンロードしたファイルは、WinならZip形式になっているので解凍します。
中身はこんな感じ。

フォルダの中身

【SoftStepAdvancedEditor】と【SoftStepBasicEditor】というフォルダがありますが、それぞれの中にEditorをインストールするためのEXEファイルが入っています。
【SoftStep Advanced Editor.exe】または【SoftStep Basic Editor.exe】をダブルクリックすればEditorが立ち上がります。
(インストール作業はありません)
スタートメニューにも表示されないのでタスクバーにピン留めしておくことを強くおススメします。

【FirmwareUpdater.exe】というのも入ってますが、これは無視でOKです。
Editor上から動かすヤツなので、ここでは気にする必要無し。

Macの場合

Macの場合は、ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックして【Application】にドラッグ&ドロップすればOK。

Dockに表示させておくと今後が楽です。

Editorの種類

【Advanced】は、細かい設定をするときに使います。
【Basic】は、基本的な設定だけで良しとするときに使います。
どちらを使ってもOKです。

Basicの使い方はKeith McMillen Instrumentsの公式動画が参考になると思います。
もちろん、Editorのフォルダに同梱されているマニュアルを参考にしてもOK。

ファームウェアアップデート

Editorの準備が出来たら、次の段階に入ります。
ここではWin環境のBasic Editorを立ち上げます。

次にSoftStep2をUSBケーブルでPCに接続。
初めて接続したときは、【ファームウェアアップデート】を促す画面が立ち上がるはず。

それぞれ、以下を表します。

  • Expected FW:用意されている(アップデートを推奨されている)ファームウェア
  • Found FW:SoftStep2の現在のファームウェア

上の画像だと用意されているのが「91」、現在のが「93」ですね。
普通、数字が大きい方が新しいバージョンです。
つまり【UPDATE】ボタンをクリックすると、「93」から「91」に逆戻りすることになります。

『なんでこんなことが?』と思ったんですが、Windows用のEditorとMac用のEditorで差があるのが理由みたいです。
Macにつないだときは

  • Expected FW:93
  • Found FW:93

と表示されたので。

公式ページを見ても・・・

青枠がMac用。
2017年にアップデートされて、v2.04になってます。

赤枠がWindows用。
2014年にアップデートされて、v2.02になってます。

この差がファームウェアの差になるみたいです。

ファームウェアはEditorとの連携にも関わる部分なので、使い分けた方がいいようです。
つまり、Macメインで使うならファームウェアは【93】を、Winメインで使うなら【91】を選ぶのがおススメです。

Winにつないで【91】にしたとしても、Macにつなげば【93】に戻せるので心配無用。
ってことで、ここでは【UPDATE】をクリックしてファームウェアを【91】にします。

しばらく待つと以下のような完了画面が表示されるので【OK】を押して終了。

Live用プリセット

SoftStep2には【Ableton Live用のプリセット】が用意されている・・・んですがLive9用に用意されているためか、Live10以降では上手く動かないようです。

【2021/3/22追記】
Live11からPython3にアップグレードしたことにより、Python2以下のプログラムはサポートされなくなりました。
よって、Live10まで動いていたリモートスクリプトであっても、それがPython2で書かれたものであれば動きません。
製造元がPython3に対応したスクリプトを待つことになりますね。

Security check

Live10のリリースは2018年2月。
Win用Editorが2014年、Mac用が2017年にそれぞれUpdateされてることを考えると仕方ないんですが。

でも大丈夫!
Live用プリセット、自分で似たようなものを作ることが出来ますよ^^

日本語マニュアルありました(2021/2/2追記)

パール楽器さん内のSoftStep2ページを見たら、日本語マニュアルが追加されてました。
(少し前に見たときは英語版のみだったと思うんですが・・・)

気になる方は以下のページを開き、真ん中より少し上あたりにある【■ SoftStep 2 取扱説明書】からダウンロードしてください。

SoftStep 2 | Keith McMillen Instruments
■ SoftStep 2 取扱説明書 (日本語版) ※PDFファイル25.8MB ◆ SoftStep 2 取扱説明書(英語版) ※PDFファイル 2.35MB ◆

息抜き

準備ばっかりじゃ気が滅入るので笑、軽く遊んでみましょう。

Editorを閉じ、Ableton Liveを立ち上げます。
Editor起動中はAbleton Liveがうまく動かないことに注意すること。

適当なインストゥルメント(ここではGrand Piano)をMIDIトラックに入れ、アームボタンをOnにします。

SoftStep2のNavPad(右側の大きい十字)の左右を使って、LED表示を【NOTE】にします。

この設定が出来たら、SoftStep2のキー(10個並んでいる十字キー)のどれかを踏んでみましょう。
十字キーの上下左右・真ん中のどこでもOKです。

どうですか?
音が出ましたか?

音が出ない場合は

  • Ableton Liveを再起動
  • USBポートを変えてみる

などが解決策筆頭ですね。

各キーで出来ること

【キー】というのは【1~0】の10個の十字キーのことです。
SoftStep2では、このキーそれぞれに【どう働くか】を設定してMIDI信号を出力します。
つまり、MIDI信号を受信する機材(DAWとかヘッドアンプとか)のことを考えてキーの設定をすればOKってことです。

まずはどういう働きを設定できるかを知っておきましょう。
設定方法は6つ。

  • MIDI Note(MIDIノート)
  • Pressure(プレッシャー)
  • Toggle(トグル)
  • X/Y
  • Y Inc
  • Program(プログラム)

これらを使って、キーそれぞれの働きを設定します。

僕がやりたい【Ableton Live + Bass + SoftStep2】というセッティングでのライブパフォーマンスという場合、重要というか使用頻度が高いのは【MIDI Note】【X/Y】【Y Inc】かと。

各設定項目の詳細は、マニュアルの26~29ページを参照してください。

MIDI Note(MIDIノート)

この設定にするとMIDIノートが出力
MIDIノートの設定は【Note #】の項目を使います。
SoftStep2では【C3=60】が基本です。

MIDIノートのベロシティは【Velocity】の項目で設定。
範囲は0~127。

Toggleボックスにチェックを入れるかどうかで働きが変わります。

  • チェックを入れる⇒キーを押したらノート・オン・メッセージが出力され、もう一度キーを押すとノート・オフ。
  • チェックを入れない⇒通常の働き。キーを押すとノート・オン、離すとノート・オフを出力。

Pressure(プレッシャー)

キーを押す強さをCCメッセージとして出力。

CCメッセージとは【音量や音の性質などを操作するメッセージ】のことです。
たとえば、鍵盤楽器のダンパーペダル(サステインペダル)のように『踏むとサステインが伸び、離すと音が止まる』などなどいくつも用意されているメッセージです。

Toggle(トグル)

キーがCCメッセージを切り替える動作を出力。

X/Y

キーのX軸(左右)と、キーのY軸(上下)のロケーション・データをCCメッセージとして出力。

これは僕の頭の中にあるセッティングに使えそうです。

  • X CC#⇒X軸のロケーション・データを送信するCCナンバーを設定
  • Y CC#⇒Y軸のロケーション・データを送信するCCナンバーを設定
  • Latch⇒キーを離した後の動作を選択できるスイッチ。チェックを入れるとキーを離してもCCナンバーが維持され、チェックを外すとキーを離したときにCCナンバーがセンターに戻る

X軸だけを使いたいときはY CC#を-1に、Y軸だけを使いたいときはX CC#を-1にするとCCナンバー出力をオフにすることが出来るので【X軸だけ/Y軸だけ】という使い方も可能。
覚えておくと役立つかも。

Y Inc

キーをスライダーのように扱う信号を出力。

つまり、ボリュームフェーダーとか、エフェクトに備わってる上下フェーダーやつまみ、テンポなんかをコントロール出来るってことですね。

Program(プログラム)

プログラム・チェンジやバンク・セレクトのメッセージを出力。

ん~~、僕の想定だと使いどころは思いつかない。
でも、こういう設定が出来るってことは覚えておきましょう。

プリセットをBasic Editorで作る

SoftStep2には2つのEditorが用意されています。
ざっくり言うと

  • Basic Editor⇒基本設定用エディター
  • Advanced Editor⇒上級設定用エディター

です。

両方いじってみましたが、Advanced Editorはちょっとややこしいです(-_-;)
なので、まずはBasic Editorで設定していきましょう。

下書き

まずは、各キーに『こんな感じで設定しようかな』という下書き(?)的なものを書き出します。
頭の中に浮かんでいるのは

  • ビートを聴きながら、BassをRecし、さらにBassをもう一本重ねて演奏

ってとこです。
新しい機材を使い始める時は、簡単そうなとこからやり始めるのが僕の常套手段です。
そこから発展させた方が習得が早いと思うので。

で、下書きがこちら

キー設定LED表示メモLive側のパラメーター
1MIDI NoteBA-160ToggleをオフBass1のトラック選択 / アーム
2MIDI NoteBA-261ToggleをオフBass2のトラック選択 / アーム
3Y IncCOMP20Bass1のCompのOutput Gain
4X/YCHRSX21, Y22LatchをオンBass2のChorus-Ensemble
5Y IncFUZZ23Bass2のPedalのDry/Wet
6MIDI NoteS-162Toggleをオフシーン1をラウンチ
7MIDI NoteS-263Toggleをオフシーン2をラウンチ
8MIDI NoteS-364Toggleをオフシーン3をラウンチ
9MIDI NoteS-465Toggleをオフシーン4をラウンチ
0MIDI NoteS-566Toggleをオフシーン5をラウンチ

下準備

同梱されているUSBケーブルを使ってSoftStep2とPCをつなぎます。
Basic Editorを立ち上げる前に、Ableton Liveは閉じておくことに注意してください。
(EditorとAbleton Liveを同時に使うことは出来ません)

Basic Editorを立ち上げるとこんな画面になるはずです。

【Current Preset】の数字をPCキーボードの上下カーソルキー、または数字(1~9)を直接入力して編集するプリセットを選びます。
ここでは【7】を入力し、【11RK】を選んでみました。

【11RK】はAvid社のEleven Rackをコントロールするためのプリセットです。
僕はEleven Rackを持っていない、つまりこのプリセットを使う予定が今のところは無いのでこれをいじっていこうかなという判断です。

とは言え、いろいろいじった後に元に戻せなくなるのも怖いですよね。
最初から入ってるプリセットってのは、メーカーさんが『これは役立つ』と思ったから入れてくれているわけだし。。。

そういうときは【Export Preset】を使いましょう。
上部メニュー【File→Export Preset】で保存しておきます。
(使いたいときは【File→Import Preset】でインポートすればOK)

エクスポートしたら、安心していじり倒せますね笑
【11RK】をここでは【PER1】という名前に変えて、【SAVE + SEND】をクリックします。
名前は自分で付けられるので、プリセットを選んだときにわかりやすい名前を付ければOKです。

各キーを設定

先の【下書き】に沿って、SoftStep2の各キーを設定していきます。
設定したいのは、この3つ。

  • MIDI Note
  • Y Inc
  • X/Y

MIDI Note

ここでは例として【キー 1】に設定します。

まずは【MIDI Note】にチェックを入れます。

次に【name】を書き換えます。
【name】は4文字以内であれば好きなように設定できます。
先の下書きに沿って【BA-1】としました。

【Note#】と【Velocity】はひとまずスルーで。
【Toggle】のチェックを忘れずにハズしておきましょう。
チェックを入れてるともう一度キーを踏むまでMIDI Noteが発信され続けるので、動作に支障が出る可能性がありますから。

下書きに沿って【キー 2,6~0】も同様に設定します。

Y Inc

次は【Y Inc】の設定。
先の下書きに沿って【キー 3】に設定します。

【Y Inc】にチェックを入れ、【name】も先の下書きに沿って【COMP】とします。

CC#は、ひとまずスルーでOK。

【キー 5】も同様に設定します。

X/Y

次は【X/Y】の設定。
先の下書きに沿って【キー 4】に設定します。

【X/Y】にチェックを入れ、【name】を【CHRS】に変更します。
CC#はひとまずスルーで。

キーを放してもエフェクトのかかり具合はそのままにしたいので【Latch】にチェックを入れます。

Note#とCC#をチェック

各キーに設定した【Note#】や【CC#】が他キーと被ってるのはNGです。
たとえば【キー 1にNote#60】を設定したのなら、他のキーにNote#60を設定出来ません。
いや、正確には設定することは出来ちゃいますが、動作が変なことになります。

なので、各キーの設定が終わったら【Note#】と【CC#】のチェックをしましょう。
【被り】は他のプリセットであっても影響がある(機材側は同じMIDI信号として理解する)ので、1つのプリセット内で連番にすると後々の管理が楽かもですね。

ここで気配りを1つ。
このブログ記事の最初の方の【基礎知識】に書きましたが、【Note#】はただの信号なのに対して【CC#】は信号にメッセージが入ってます。
そのメッセージが予想外の動きを起こすこともあり得るので、不安な場合は【CC#】は以下の数字から選ぶことをおススメします。

  • 20~31
  • 52~63
  • 85~90
  • 102~119

これらはCC#が未定義、つまりメッセージが入ってない数字です。

以上を踏まえ、各キーに【Note#】と【CC#】を設定します。
先の下書きに沿って設定すればOK。

SAVE + SEND

設定し終えたら【SAVE + SEND】をクリックして、セーブしつつSoftStep2にデータを送ります。

これでプリセット作成完了です。

Ableton Liveを設定

まずはLive Setを準備しましょう。
ここではLive11を使いますが、Live10以前でも同様なSetは作れます。
(ただし、Chorus-EnsembleはLive11からのデバイスなのでLive10以前にはありません)

最初から複雑な仕組みを考えるのではなく、シンプル(と思われる)ところから手を付けるのがコツです。
ちょっとした設定ミスや勘違いなどで、Live Setが意図しない動きをすることもあり得ます。
そのときに原因を探りやすくするためにも、です。

ここではこんな感じのを作ってみました。

BeatトラックにはPackから選んだビートパターンを入れました。
色が異なるクリップは違うパターンが入ってます。

Beat

Bass1トラックにはCompressorを入れてます。

BBaBasBassBass1Bass1

Bass2トラックにはChors-EnsambleとPedalを入れてます。

Bass2

Masterトラックには機材と耳の保護のためにLimiterを差し込んでます。

録音をトリガー

シーン再生時に、アームされているトラックのクリップに録音されるための設定をします。
シーンの右クリックメニューを開き【ローンチ時に録音をトリガー】にチェックを入れます。

シーンのフォローアクション(Live11)

これはLive11から出来る設定です。
Live11からクリップだけではなく、シーンにもフォローアクションを設定出来るようになりました。
この機能を使わない手はないですよね。

詳しい設定はこちらの動画(2:38~)を参考にしてください。

akim is Bassist

シーン1~4を以下の設定に。

シーン5を以下の設定にします。

Live10以前でも、シーンのフォローアクションが使えないだけで他の方法で設定出来ます。
ご安心を。

MIDIマップ

このLive Setに、SoftStep2からの信号を設定していきます。
Live11とLive10以前では異なる部分がありますが、まずは共通部分から。

MIDIマップのやり方

ここではSoftStep2ですが、MIDIコンであれば同様に設定できます。

  1. SoftStep2を接続
  2. MIDIマップしたいLive Setを立ち上げる
  3. 画面右上【MIDI】と書かれた【MIDIマップモードスイッチ】をOnにする
  4. MIDIマップしたいLiveの機能(例えばシーン1の再生ボタン)をクリック
  5. その機能を動かしたいSoftStep2のキー(ここではキー6)を押す
  6. 4と5を繰り返し、必要な設定をする
  7. 【MIDIマップモードスイッチ】をOff

Live11の場合

シーンのフォローアクションを設定したLive Setであれば、1度シーンを再生すればOKということになります。
このLive Setではシーン1から始まりシーン5まで進んだ後シーン1に戻り、そのままシーン5まで進み…という設定にしてます。

先の下書きに沿って、まずはここまで設定。
シーンのフォローアクションを使うので、キー7~0は使わなくて(設定しないで)OKです。

このままだと、音的によろしくない部分があります。
たとえば一番上の【CC20 Output Gain】の振り幅が大きすぎるというか、最小までいくと音が消えるし、最大までいくと音が完全に割れます。
なので、こういう風にしました。

これで気持ちいい範囲でエフェクトがかかるはずです。
気持ち良くなかったら、後から調整すればOKということで。

Live10以前の場合

Live10以前ではシーンのフォローアクションが使えないので、シーン2~5の分も設定が必要です。
なので、上で設定したのにプラスして以下のようになります。
色が反転してる【Scene2~5】がプラスした分です。

Live10だとシーンの数だけキーを踏まなきゃいけないので、まあ、Live11の方が楽そうですね。

デモ動画

で、こんな設定でやったのが、ブログ記事の最初にも貼ったこのデモ動画。
これはシーンのフォローアクションを設定したLive11でやってます。

akim is Bassist

Max For Liveデバイスを使うという選択肢

ここまででも十分面白いんですが、もっと自由にSoftStep2を使いたいと思いまして。
で、いろいろ探して見つけたのがこの【ClipSelector】

このM4Lデバイスは【スロット選択を上下左右で出来る】というデバイスです。
さらに【Launch】で、選択されたスロットを【再生】または【Rec】することが出来ます。
PCキーボードのカーソルキーのように使えると言えば伝わりますかね。

で、このデバイスにSoftStep2をどう設定するかってことですよね。
設定したいのは「▲(上)」「▶(右)」「▼(下)」「◀(左)」「Launch」の5つ。

入手

【ClipSelector】の入手はこちらから。

https://masalaaudio.com/manual/m4l/expander/ClipSelector.html

画面下部の【masalaaudio Max for Live Bundle】ボタンからリンク先に進み、サブスクリプション購入にて使うことが出来ます。
ClipSelector以外にも

  • AndFilter
  • 4BandCrossover
  • FineTuning
  • OneKnobFilter
  • SonicLFO

が使えるので、かなりお得。

各デバイスの使い方やレビューは近々公開する予定です。

2021年1月現在、公開直後のため早い者勝ちの割引価格も設定されてます。
興味ある方は是非に!

インストール

インストールは以下の公式動画を参考にしてください。

masalaaudio

インストールが終わったら、どのトラックでもいいのでClipSelectorをインサートします。

シンプル設定

ここからはSoftStep2でどう動かすかを考えてみます。
一番シンプルなのが、それぞれに【MIDI Note】を当てはめるパターン。
たとえば、こんな感じ。

キー設定LED表示メモLive側のパラメーター
6MIDI NoteUP62Toggleをオフ▲(上)
7MIDI NoteRGHT63Toggleをオフ▶(右)
8MIDI NoteDOWN64Toggleをオフ▼(下)
9MIDI NoteLEFT65Toggleをオフ◀(左)
0MIDI NoteLACH66ToggleをオフLaunch

ただ、これだと直感的に扱えないし(上下左右が混乱しそう)、Launchを入れると5つのキーを使わなきゃいけないのはなんだかもったいない。

そもそも『キーの形は十字なんだから、どうにか出来ない?』と悩んで見つけた解決策が次。

上級者向け設定

なぜ「上級者向け」としたかというと、Keith McMillen Instruments側から見るとちょっとイレギュラーな使い方っぽいんですよね。
この使い方のことをマニュアルでは【weird】、つまり【変な】状態とされてるので。

注目したのはマニュアルの52ページ、SSCOM Port 1についての【Note】内の『MIDI CC messages - CCs 40-83(four per key, including the Nav Pad)』の辺り。
これの前後を含めて要約すると
『ホステッド・モードではSSCOM Port 1からRaw Dataが送られます。Raw Dataは1つのキー当たり4つのCCメッセージを含んでいます。』
となります。

Advanced Editor

SoftStep2を接続し、Ableton Liveを閉じた状態でAdvanced Editorを立ち上げます。
【Standalone】になってる場合は、クリックして【Hosted】にしてください。

【Hosted】になってることを確認し、Advanced Editorを閉じます。
PresetはどれでもOKです。
送られるRaw Dataに関係ありません。

Advanced Editorを閉じるとNav Pad(大きい十字)でプリセットを選ぶことが出来なくなりますが、閉じないとAbleton LiveにRaw Dataが送れないみたいです。
これは、そういう仕様として受け止めましょう。

Ableton Live側

この方法で接続した場合、SoftStep2からは【Raw Data】が送られてます。
Raw Dataが何なのかは気にしなくていいです。
重要なのは、その送られ方。

SoftStep2の各キー(Nav Pad含む)のそれぞれから4つのCCが送られます。
キーの上下左右、それぞれから違うCCが送られてるって書けば伝わりますかね?

なので、Ableton Live側の設定はこんな感じにすることが可能。

これで、上下左右に混乱せずに済みそうですね。

まあ、踏み間違いにだけは気を付ける必要はありますが。
それも慣れれば大丈夫かな?

SoftStep 40 Buttons and 40 Long Presses Patch(調査中)

Keith McMillen Instruments公式サイトでこういうProjectを見つけました。

SoftStep 40 Buttons and 40 Long Presses Patch | Keith McMillen Instruments
This patch (and the included config file for SoftStep) will allow for Keith McMillen’s SoftStep to control any MAX application that requires this many unique bu...

これにちょこっと手を加えたら使いやすそうなプリセットになりそうなんだけど。。。
現在調査中です。
何かしら進展があったら、このブログに追記します。

情報募集中

仮想MIDIポートを使えばもう少し簡単に扱えそうな気もするんですが、どうも上手くいかないんですよね。
様々な組み合わせで検証してみたんですけど(-_-;)

YouTubeやブログなどで引き続き情報は収集してますが、1人で集めるには限界もあるんですよね。

何か情報をお持ちの方、教えていただければ幸いです。
このブログ記事へのコメントでも、Contactページからでもけっこうです。
よろしくお願いいたします。

まとめ

ここまで長々とSoftStep2について書いてきましたが、いかがだったでしょうか。

日本語の情報が少ないこともあって、使いこなすための設定にたどり着くことすら大変な一面があるのは否定できませんが、概要がつかめたらそんなに難しくはないと思います。

このブログ記事がお役に立てれば祝着至極。

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